忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

平成の終わりに

2019-04-30 23:44:04 | 書展
まもなく「平成」が終わろうとしています。
寂しい気持ちもありますが、
「令和」が、穏やかで明るい新時代であってほしいと
期待しています。

「平成」の最後の3日間で開催した、
「第54回賀墨書展」がお陰様で本日終了いたしました。

お出かけいただいた皆様、
誠に有難うございました。

群馬から、栃木から、埼玉から、
そして高知からお越しくださった方もあり、
只々、感謝の日々です。



私の作品
「村山槐多詩 一本のガランス」です。

村山槐多という人は、赤い色を基調に絵を書かれた画家であり、詩人です。
22歳という若さで亡くなられ、貧しい生活の中、病に倒れ、死を意識して、
生きてゆくことができない悔しさ、歯がゆさを作品に表されました。

ガランスとは、深紅を表し、この詩では赤い絵の具を指します。

この作品は、絵具を塗るようなイメージと
槐多が死を目前にした悔しさ・悲しさを、
自分がこれまで味わった経験と重ねて表現したいと思いました。

あと数分で改元となります。
「令和も」ではなく、
「令和で」前進を目指したいと思います。
これからも皆様どうぞ宜しくお願いいたします。