忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

第49回 賀墨書展 その2

2014-05-11 21:27:37 | 書展
本日 第49回 賀墨書展が終了しました。
ご来場くださった皆様に厚く御礼申し上げます 

4日間の会期、全て会場に詰めていたのですが、
昼食の間にお目にかかれなかったり、
お客様が立て込んで、ゆっくりお話ができなかったり、
折角お越しいただいのに、失礼いたしました 

83歳の師の社中展ですが、
「先生お元気ですか?」と
ご来場の皆様がご心配をくださいます。

師はお蔭さまで元気で、
4日間頑張ってくれました。

私も終わって、足が棒のようで、
ベタベタとサロンパスを貼っていますが、
多分師も、かなりお疲れのことと思います。

師の他にも、
ご高齢にもかかわらず、
毎日会場でお仕事をしてくださった方々、
お疲れ様でした。

今回の私の拙作です。

「望雲」

     
本紙寸法は120×225


「美」の研究作品で
「醜美」

    
半切1/3ぐらいです。

美しい「美」を書きたかったのですが、ちっとも美しく書けなかったので、
醜いという文字を書きましたと皆さんにお話しました。
「字は体を表す」・・・だから美しいが書けないのかぁ。
やっぱり。







第49回 賀墨書展 その1

2014-05-09 21:47:58 | 書展
好天に恵まれ、
第49回 賀墨書展が横須賀文化会館にて、
開催中です。(11日まで)

昨日今日、たくさんの皆様にお越しいただき、
有難うございます。

今年の研究作品のテーマは「美」
様々な「美」が並んでいます。


私の作品は、「望雲」
その一部です。

      

     
      




お時間がありましたら、お出かけください。






世界を変えることができるなら

2014-05-07 22:31:43 | 日記
連休明けの今日
ツツジの咲き乱れた歩道を通りながら、出勤。
清々しい気分です。

   

   

こんな穏やかな日、
幸せな気分です 

世界のどこかには、戦火、飢餓、貧困、差別
様々に苦しんでいる人がいます。

私の身近にも病魔と戦っている人がいます。
不幸の中にもがいている人がいます。

世界を変えることができるならば、
今日の太陽の明るさを
皆の心に届けたい。

昔、大好きだったエリククラプトンの曲を「change tha world」


Eric Clapton/Change the world



明日から横須賀文化会館にて、第49回 賀墨書展が開幕です。



玄関に飾って

2014-05-05 12:54:06 | 書道
今朝、大きな地震がありました。
私は慌てて飛び起き、オロオロと。

主人は、大きな揺れも気づかず、ずっと寝ていて、
テレビのニュースで始めて知り、「えっ地震あったの?」と。

横浜は、震度4で被害は少なかったものの、
何時か、大地震が起こるかと思うと、
怖いです。

先月行われた銀座鳩居堂の現日女流書展の作品
「如何に」を
「欲しい」とおっしゃってくださった、Tさん。

お送りしたところ、
早速玄関に飾ってくださったそうです。

その写真が届きました。

        

う~ん
自分で言うのもなんですが、
なかなか良いです。

木目のボードにピッタリ。

作品は、いつも我が家の倉庫に埋もれてしまうのですが、
こうして陽の当たる場所に飾っていただけると、
嬉しいですね。












麗川会すてきな仲間 その2

2014-05-03 14:15:11 | 教室
上大岡のひまわりの郷で、教室を初めて、
20年ぐらいになるでしょうか?

はっきり覚えていません。

その発足当初に麗川会に入会してくださった良穂さん。

昭和一桁生まれでありながら、毎日の散歩はかかさず、
ご家族の食事の支度、掃除洗濯と家事を一手にされて、
尚且つ、毎日筆を持っておられます

60歳にして書を始められ、今は?歳。
でも、すごく若々しいのです。

書道の他に、俳画を嗜まれ、
体操教室にも通われていると、おっしゃっていました。

3月に行った麗川会の絵手紙教室には、ご都合で欠席だったのですが、
その代わりにと、ご自身でこんな作品を書いてくださいました。
      ↓
    
      
    
      



「春高楼(こうろう)の 花の宴(えん)
巡る盃(さかづき) 影さして・・・」

より、「花の宴」 「巡る盃」をキーワードに
流觴曲水の宴をイメージされたとのこと。
さすがです。

5月8日(木)から、第49回賀墨書展が始まりますが、
良穂さんも出品されています。

これは、完成品ではないのですが、

      

目が少し悪いので、大きな字粒の
曼殊院本古今和歌集(まんしゅいんぼんこきんわかしゅう)を書きました。

実際は藍・浅黄・薄茶といった、渋い料紙に書かれたものですが、
暗い色だと見にくいとおっしゃられ、
明るめの紙にしました。

曼殊院本古今和歌集は、
京都市左京区の曼殊院に伝来したことから、この名が付いています。
伝称筆者は藤原行成。平安古筆の代表的遺品です。

字粒が大きいので、簡単そうですが、
実際はとても難しい。
ふところ広い字形と、流麗な長い連綿線、
潤渇の変化、ごまかしがききません。

良穂さんは、この一年、何度も繰り返し練習され、
この賀墨書展にて、完成されました。

次は、どの古典を書こうかと、ただいま思案中です。