湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

道の駅「近江母の郷」

2015年10月26日 | 詩歌・歳時記

仕事休みの月曜日、湖畔の道の駅へ野菜を買いに行った。トマト250円、ホウレン草、大根各120円である。
今夜は秋刀魚の塩焼き、明日は豆腐と鶏肉のだんご揚げのための、大根おろしである。久しぶりにホウレン草のお浸しに舌づつみをうちました。

  夕石蕗や今年も咲いて生きておる

熱湯の鍋に茎を30秒、全部入れて1分、冷水にさらしてしぼって、鰹節に醤油、母の味を再現できましたのさ。
  
  父母のいませぬ家やすだく虫

その道の駅のレジに中学校の同級生のかおるちゃんがいて、となりのおばちゃんに「誰だかわかる?」と謎かけでした。
どうやら、同級生らしいのだか、さっぱりわからない♪  
先日も薬をもらいに行った診療所で、
「しのぶちゃん、どこが悪いん?」と声をかけられ、振り向いたけれど、見も知らぬおっさんでした。

ボクの生まれ故郷は魚津だし、第2の故郷は武蔵野である。
滋賀はたった6年の母の故郷の腰掛けに過ぎなかったのです。
そんなことがたびたびで、まったくとまどっていますよ。

  秋星をさぐる夜空や母恋し

滋賀の友は、山形博道、いまはヒロ・ヤマガタと名乗っているあいつだけなのです。