湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

つるすべ!最高♪岐阜・池田温泉

2015年11月09日 | 詩歌・歳時記
11月の長雨の朝、家の前の国道を東へ走る。やがて近江と美濃の国境、「寝物語の里」を左手に通過。
小さな川をはさんで宿が二軒あった。
京都を逃れた牛若丸の母、常磐御前と彼女を追い捜しにきためし使いが、近江と美濃の宿ごしに、見つけ語らったという故事による。

やがて、長い上り坂にさしかかり、そして長い下り坂を降りきる頃、関ヶ原である。ここら辺りは歴史好きにはたまらない処である。1000年も前の天智と天武の天下分け目の合戦、そして、徳川と大阪方の戦~。

あらゆるところに、その遺構が残り今はむかしの残り香が、贅沢にもそこここに
散在している。

新しい道路が池田町へ導いてくれた。
以前は山道をくねくねと、狭い道を不安を抱きながら進んだものだが、今は快適な道程である。

池田温泉に到着。何年ぶりだろうか?
どんな温泉ベストテンでも、必ずやベスト5には入っている名湯である。
浸かった瞬間、腕や体はつるつる、すべすべである。

それは温泉成分にあり、重曹以外の精分をほとんど含まない全国的にも珍しい純重曹温泉であることです。

客が次々に入ってくるが、別段混雑しているとは思わない。
ジェットバスにて腰と足裏に湯の噴射を浴びて、仕事疲れを癒した。

我が家から32キロ、忘れていた楽しみを久々に思い出した晩秋の1日であった。