EMI’Sーベルギー日記ー

リコーダー奏者EMIのブログ、2005.11.09開設。気ままに綴るブログです。
ただいまブリュッセルにてサバイバル中

ゴルドベルク変奏曲の夜

2010年03月12日 | 日記
いやあ、日記をサボりまくってしまいました。。。。

書くネタは毎日のようにあるのですが、、、、、
なんだか毎日色々ありすぎて頭の中が整理できませんで、
書くこともできませんでした。




まあ、さておき、今、コンサートから帰ってきたのですが、
どうしてもどうしても忘れたくないので、自分の覚書として
ブログを書いておこうとおもいます。

そうしないと、なんか、耳から、口から、コボレル。
アフレル。。。。。

アフレたら、なんか無かった事のようになりそうなので、、、。




アンドレアス・シュタイアーのゴルドベルク変奏曲が
音楽院ホールで行われました。


しかし、今日は古楽器科のコンサートの日でもあったので、
途中からしか聴けませんでした。

ゴルドベルク途中なんて。。。。。
なんとも言えない心残り。





今も耳のそばでチェンバロの音が鳴っています。



今まで何度もチェンバロを聴き、
何度も感動して、特にレオンハルトは大好きで、
何度も涙したり、ローベール・コーネンさんのオリジナル楽器の
音色に感銘を受けたり、、、。
そんな機会は多々あったはずなのに、

しかし、こんなに美しい音のチェンバロを聴いたのは
初めてなくらい、


綺麗。。


と思いました。





私が言うまでも無く、素晴らしい演奏家で
魅力的な演奏解釈、音のバリエーション、
音楽的なテクニック、

聴いてしまったら最後、最後まで人を虜にしてしまう演奏。

そんな最後に来る、最後のバリエーション。

何が良いとか、私が言うまでもないので、此処では省きますが、



兎に角、

最後のバリエーションのチェンバロの音色といったら。。。。。



どうしても忘れたくない音だったので、
久しぶりにブログに書き留めておかないと、、、


ああ、まだ耳のそばでチェンバロが聴こえてきます。
今日は眠れなさそう・・・・。




素晴らしい音楽家は、
自分のその楽器の可能性をとことん知っていて
今尚探している人だなとつくづく思います。



楽器の可能性なんて、本当に無限で、
自分で此処までと決めてしまったら、それで終わりです。
自分の可能性を止めるのと同じです。




夜眠れぬ王さまのために作曲されたゴルドベルク変奏曲。

子守唄を聴いて

私は今日は眠れない・・・?