EMI’Sーベルギー日記ー

リコーダー奏者EMIのブログ、2005.11.09開設。気ままに綴るブログです。
ただいまブリュッセルにてサバイバル中

SPA

2012年02月10日 | 日記


私が教えている芸術アカデミーは、SPAという片田舎、ドイツに近い場所に位置します。
お水で有名で、日本でもSPAブランドのお水、手に入りますよね!?
ここは、もちろん、エステのSPA(温泉水をつかったエステ)で栄えたいわゆるリゾート地です。

この写真は、アカデミーのすぐそばにある大きな教会。
(現在はもちろん一面雪景色・・・)


SPAには音楽院はなく、音楽、ダンス、美術、朗読法は芸術アカデミーで勉強できます。

そして、オルガンの授業や、希望する生徒は、ここのパイプオルガンの伴奏で自分の曲を練習することができます。
オルガンの先生はパリからきてるんですって!こんな田舎なのに!!

5月にはここでリコーダー科は試験をします。
コンサートのような形でできたらいいな。贅沢だな~。本当に。
ちびっこたちには、まだ早いかなーとおもっていたけど、子供たちの伸びが思ったよりもはやく、
9月からはじめて、楽譜を読むところからはじめたけれど、もういま、半分以上の音がふけるようになったので、
せっかくだから子供たちもオルガンと一緒に演奏させてあげたいなーとおもっているところです。




とても田舎ですが、ここは山間に囲まれ、とてもバブリーな町らしく、カジノもあり、美しいコンサートホールもあります。

電車にゆられて見える景色の中には小さなお屋敷が沢山見え、ブリュッセルとは違い、平和で守られた感じがします。
夏はヴァカンスを楽しむためにこの土地を訪れるそうです。
日本でいう軽井沢とかそういう感じなのかなあ。。。。

一度エステのSPA、行ってみたいな~~。でも、日本の温泉のほうがいいな・・・



とても遠いですが、毎週のSPAまでの小旅行が少しずつ私の中でも日常になってきました。

電車の乗り継ぎが長くて、途中下車のヴェルヴィエールという町に降りるといつもフライドポテト(ベルギーが発生で、いたるところにフリッツ屋さんがあります)を駅のホームで夜ごはんがわりに食べるのが習慣になっています。
ビールも飲みたいところだけど!!
このヴェルヴィエールは、とても貧しい町らしくて、浮浪者やアル中の人たちが駅に群がっていて、
駅の待合室はアルコールのにおいがします・・・・・。
でも寒いからそこで待つ以外、方法はないのです。
私もうっかり、缶ビール飲みそうになりますけどね!
それだけは、やめておこう・・・




明日は82歳のベルギー人おばあちゃんのお宅に笛のレッスンをしに行きます。
ご依頼電話がきたとき、リコーダーを持ってますか?と尋ねたら、
Fais dodo(子守唄)とか、Au clair de la lune をふけるのよ!(フランス民謡)といっていました。
あなたの笛は、アルトなの?ソプラノなの?小さい?大きい?
と聞いたら、私は私の笛しかしらないから、大きいか小さいか、わかんないわ~
と言っていました。住所をメールで送ってくれますか?といったら、メールはわからないなー。
郵便で送りましょうか?と。なんて、エレガント!!!
でも、わざわざ悪いから、頑張って電話で聴きました。住所を電話できくの、もし間違えていたら、わかんなくなっちゃうから、
怖いんですよね・・・・うまくたどり着けるかしら。。方向音痴の私・・・・