*****ご注意!一部ネタバレの可能性があります!*****
今年初めに映画公開された同名作品の原作
東野圭吾の1992年発表の書下ろし作品
最終オーディションに臨む劇団員達が山荘に集合
「大雪で閉ざされた山荘で外部との連絡が取れない」という設定のもと、殺人事件の舞台を演じる課題が与えられる。
しかし出口のない密室で連続殺人が起きると、参加者達は現実の殺人事件かオーディションのための設定なのか、が分からなくなってしまう。
唯一同じ劇団に所属していない久我の視点(告白)とナレーションで話が進む、と読み進めていくと、、、、
殺人事件はリアルなのか虚構なのか、読者も上手く誘導されていってしまう。
色々な伏線が回収され納得の終盤でした。
凝った設定が東野作品らしいというか、凝った設定を隠さないところは東野作品らしくない?