side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

ある閉ざされた雪の山荘で (2412)

2024年03月23日 | 書籍・雑誌

*****ご注意!一部ネタバレの可能性があります!*****


今年初めに映画公開された同名作品の原作
東野圭吾の1992年発表の書下ろし作品

最終オーディションに臨む劇団員達が山荘に集合
「大雪で閉ざされた山荘で外部との連絡が取れない」という設定のもと、殺人事件の舞台を演じる課題が与えられる。
しかし出口のない密室で連続殺人が起きると、参加者達は現実の殺人事件かオーディションのための設定なのか、が分からなくなってしまう。

唯一同じ劇団に所属していない久我の視点(告白)とナレーションで話が進む、と読み進めていくと、、、、
殺人事件はリアルなのか虚構なのか、読者も上手く誘導されていってしまう。
色々な伏線が回収され納得の終盤でした。

凝った設定が東野作品らしいというか、凝った設定を隠さないところは東野作品らしくない?








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