日曜日まで行われている競泳の日本選手権
五輪イヤーの今年はこの大会が五輪派遣の選考会にもなっている。
一時は会場応援に通った私だが、久しく現地観戦から遠のいている
高校生・大学生の新しい勢力がでてきて、どの種目も面白かった
今大会、16歳で日本代表入りしてから、長年背泳ぎの第一人者として競泳界の顔だった入江陵介選手が5大会連続の五輪出場を目指す大会だった。
今年34歳
最近では背泳ぎもパワー化が急速に進み国際大会で思うような結果が出せなくなっていた。
練習環境を変えたり、バサロの改善や肉体改造もしたりと色々なことを試みながらモチベーション維持を図ってきていたはず。
それもパリ五輪出場という目標があったから。
パリ五輪の出場が決まれば、競泳界では初の5大会連続出場になるところだった。
最初の種目は100M
TVの準決勝のレースを観て、終盤に失速気味だったのが気になった。
決勝はこの不安があたり、終盤にタイムを上げることができず、2着(54秒10)ながら派遣標準記録(53秒21)に届かなかった。
入江選手の主戦場の200M
世界にデビューした頃の入江選手は200Mが主戦場で後半の追い上げが素晴らしかった。
力みのない綺麗なフォームから水の抵抗を感じさせずに進む
しかし国際大会ではパワー化が押し寄せ3度のターンがある200Mではバサロでの差を詰めるのに苦労してしまう。
一時200Mはエントリーせず100Mだけに集中した期間があったりした。
準決勝2位で進んだ決勝、このレースも終盤に失速してしまい、3位で終えた
残念ながら5度目のオリンピックは絶望的となった。
TVの前で応援しているだけだと、入江選手の現在の状態をTVからの情報だけで判断するしかないが、レース後の”やりきった”とコメントに安心する
去就については明言されていないが、10年以上日本競泳界・背泳ぎ競技を引っ張ってきた功績に敬意を感謝をおくりたい
長年応援してきて、歓喜・ハラハラ・ドキドキ・涙・心配などなど楽しい時間だったし応援できたことが嬉しかった。
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