毎日幸せに in青森

ヒトはどんなときに幸せを感じるのか?
形而上の話を形而下に

死に至る病

2009-07-14 | 健康
死亡率のある病気といえばガン、心疾患、脳卒中を思い浮かべますが、うつ病というのも死亡の確率の高い病気の一つです。
平成10年から自殺者数は年3万人を超えていますが、そのうち7~8割は直前にうつ病の傾向が見られるようです。
原因といわれるものの他にうつ病も関っているとするなら、うつ病での死亡は年間2万人を超えることになります。

うつ病・躁うつ病の総患者数

この図からは2005年の時点で92万人の患者がいたことがわかります。
平成1 7 年中における自殺の概要
この資料では平成17年の自殺者は32,552人で、このうち7割ほどがうつ病に関る自殺であるとすると22,000人、うつ病・躁うつ病患者数の約2.4%にあたります。
これは死亡率が2.4%であることと同じです。

「心の風邪」と表現されて、誰もが罹る可能性があるという意味では的を得た表現だと思いますが、軽い病気であるような錯覚に陥ってしまう可能性も高いと思います。
うつ病への理解も進んでいますが、「本人の努力が足りない」「怠けているのでは」などの誤解もいまだに残っています。
平成20年版 自殺対策白書
自殺の現状と防止
うつ病は死亡率2.4%の重篤な病だという認識を持つ事と、うつ病が疑われる場合の受診を周りから勧める事が大切です。


私の姉が7年目にしてうつ病から生還しました。
いつ自殺するか判らない危ない時期もありましたが、また会話や旅行を一緒に楽しめるようになり嬉しく思います。
病を乗り越えてくれてありがとう、と伝えたい。






最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
身近に (ポン太)
2009-07-14 23:44:24
鬱を患ってる人が2名ほど居ます。
治る病気だと言われても彼らはなかなか抜け出せないでいます。
彼らには何かのスイッチがあるようで、
それに触れるとまた悪化するようです。
一進一退を繰り返す、なかなか厄介な病気ですよね。
返信する
ポン太さま (shouske0)
2009-07-15 15:18:25
完全に治るまでには何年も掛かり、治療を途中でやめてしまい悪化させたりと大変な病気だと思います。
周りの理解があれば何とかなったケースも多いようですし、充分過ぎるくらいの情報発信が必要ですね。
家族へのサポートもこれからは増えていくと思うのですが。
返信する

コメントを投稿