ひいなまつり展 更上閣

気がつけばもう3月ですね。
各地で春のイベントがありますが、八戸市の更上閣では3月1日より「ひいなまつり展」が開催されています。
期間中は大正琴、琴、篠笛の演奏会もあるので、目でも耳でもひな祭りの雰囲気を味わうことができるでしょう。

更上閣の古い木造建築と広い畳の部屋で雛飾りを見る。
この畳の上に座るというところが、雛飾りの鑑賞には大切だと思っています。
座った高さの目線からは壇上のお雛様までの遠近感があって、小さな人形もなぜか大きく感じます。
子供のころの背丈なら、さらに大きく感じたのではないでしょうか。
古い人形は表情や姿勢に動きがあって、一つ一つをゆっくりと見ていて飽きません。
髪型や衣装・調度などを細かく見ていると、日本人の美意識は何を求めていたのか、ついつい考え込んでしまいます。
この雛人形を夢見る様に眺めていた女の子が、昔いたのでしょうね。





窓の外はうっすらと雪景色に戻っていました。




ひいなまつり展　　　　
八戸市　更上閣　　3月1日～3月14日　9:30～16:30
観覧料金　　　　　大人　300円/高校生以下　無料
演奏会　　大正琴　　6日(土)　11:00～
　　　　　　　　　　7日(日) 11:00～
　　　　　琴　　　　7日(日)　14:00～
　　　　　篠笛　　　13日(土)　14:00～
　　　　　　　　　　14日(日)　14:00～