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発達障害と受験

2010-12-23 | 子供のこと
アスペルガーの次男は今年高校受験です。
将来なりたい職業の希望もあって県立高校を受験するのですが、問題は面接です。
やらなければいけない課題をこなす、一つのテーマについての話をする、などは出来るようになったけれども、周囲と合わせた団体行動などの不得意な部分は今でもあります。
面接や試験中の態度は合否を左右するといわれ、ここをどうクリアするかで担任と話し合った結果、診断書を提出することになりました。
「小学校時代の診断書は古いので最近のものをお願いします」
そう言われたものの、願書提出まで残りわずかなこの時期に受診の予約が取れるのかどうか。
地方では児童発達障害の専門医は少なく、診断に当たっては各種のテストなどを受けるので時間はかかるものの、ニーズは高いため予約には数ヶ月待ちが常態です。
受験準備としてもう少し早く分かっていれば対応できたのですが、この件についてはほぼ諦めていました。

会話がうまく成り立たず、本人も苦しかっただろう5~6年前は、包丁を持ち出して暴れたことも何度かありましたが、今ではちょっと変わったキャラと明るい性格で楽しそうに学校生活を送るようになり、将来の夢も持つようになった。それだけで充分嬉しいことです。
発達障害の子供の持つ発想の奇抜さや独特の感性を、将来社会のために使えるような人になって欲しい。欲張りな考えかもしれませんがそんな思いもあって、ダメ元で病院に問い合わせてみると、何とかやりくりして時間を作ってくれたらしく予約を受け付けてくれました。
世の中捨てたもんじゃない。すべての事に感謝したい、そんな出来事でした。






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