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観音参りで思う

2009-10-31 | 名所 旧跡
四国巡礼が静かなブームになっていて、関連本が書店に並んでいます。
とても四国まで行くゆとりはないのですが、日本全国には観音参りのコースがあります。
青森県では津軽一帯にある津軽三十三観音と、八戸市から岩手県二戸市に架けて広がる南部糠部三十三観音の二つがよく知られています。
私も少しずつ観音様を廻っています。



八戸市是川にある清水寺観音は南部糠部三十三観音の二番札所で、県内最古の茅葺の観音堂です。
慈悲の心で衆生を救うといわれる観音信仰は、現世利益と結びついて庶民に広く受け入れられていました。
文献では16世紀頃に南部のこの地に三十三観音ができたとされるのですが、観音信仰はもっと古くからあり、ほぼ現在の形になったのがこの頃なのでしょう。

現世利益を求めるものであっても、お参りに行くと何もお願いすることがありません。
ただ何も考えずに手を合わせているだけなのですが、そうして祈っていると心の中に子供たちの笑顔が浮かんできます。
みんなとても嬉しそうに笑っていて、祈り終わるとなぜか涙が出てしまいます。

この笑顔より大切なものなどないのだ、そう神様が教えてくれるのでしょうか。







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