ミリオンダラーベイビー

昨夜はアカデミー賞の発表がありましたね～
最近は映画館にも行かなくなり、観るのは専らＷＯＷＯＷでばかりです。
だから最新映画にはまったく着いて行けません。
でも自分のペースでぼちぼち鑑賞しています。

そして先日日曜の夜に「ミリオンダラーベイビー」を観ました。
確か昨年の主演女優賞を取ったんですよね。
納得です！！

「映画はまず、ストーリーと俳優ありきだろう」と言う監督Ｃ・イーストウッドの姿勢。
「ミスティックリバー」や「マディソン郡の橋」も良かったし、映画の中のショーン・ペンやメリル・ストリープが今でもすぐに思い出せるくらい生き生きしていた。
でもショーン・ペンの娘役がオペラ座の怪人のクリスティーヌ（エミー・ロッサム）だとはぜんぜん分からなかったよ～、ごめんなさい

ミリオンダラーベイビーに戻ると、後半マギーの全く自分の体が動かなくなってしまった事実・現実に対する潔さと、戦う生き方を続ける「魂」が全てではないかと思うのです。
それと周囲の苦悩。

「生かす事は彼女を殺すこと」

死ぬ権利や宗教などが絡み合い、とても私が主張できるところではないし、この選択を良しとも言わない。
ただこれを観ていて、未だ手術から目を覚まさない私の友人を思い出し
「彼女はなんて言うのかな」と重ねていました。
私たち日本人は、特に死に対して「選択する」「コントロールする」という意識は持たないからとても曖昧にしたがるけど、とても重い問題提起をされた気がしました。

だからかな、この夜はかなり悪夢にうなされました～