モーおじさんの失踪

ジャネット・イヴァノヴィッチ（著
細美遥子（訳

先週の北海道行きの移動時間でかなり読めた
生活の為にバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)＝保釈逃亡者逮捕請負人になった
主人公ステファニー・プラムの悪戦苦闘ぶりが楽しい
が、この職業でキャリアを積むためには最低
出かける前に商売道具の確認は必要だろ？基本だぜ


仕事(事件)とジョーとの恋模様と
家族や友人達との濃いつながりでこのシリーズは出来ている
読んでいて思うのはアメリカの銃と麻薬が蔓延する中での生活と
それに程遠い環境にいる私とのギャップ
自分を守る為に銃を持つ女性達
生活の緊張感が違う

これって国同士の話でも言えるなあと思う
隣のおじさんが拳銃を磨いてる姿なんて想像出来ない
皆私と同じように当然安全＆平和な生活が続くと思って生きてる
銃がないから平和ボケとは安直過ぎるけど
実際国単位で話すと私たち日本がある地区はギリギリのバランスで平和だ
力がないから危ない言動だけで外交活動中の北
常識が通らない怖い存在だし
勢いが止まらない中国は毎年怪しいまでに国防費を増やしてる
一筋縄でいかない輩がうようよだよ？

アメリカ軍はいらないよ
国防費もお金ないから削っちゃお
だって僕、戦争しないもーん
だから他の人も僕を撃ったりしないよ、きっと
で日本を守れないっしょ
平和って丸裸でいれば維持出来るなんて思ってないよね
思っていそうなのが怖い所なんだ、現政権

話がぶっとんだ
生活の中の緊張感が味わえるから
日本じゃなくミステリーは海外ものを読んでるのかも
因みに我がステファニーは危ない職業なのに
怖いからって普段は拳銃を携帯してない
だから危ない目に遭うんだけどね～
そこが魅力でもある


↑
シリーズ４作目がこれ
変人助っ人サリーが暗号解読で大活躍
ステファニーの車がまたもや炎上
クルマ運(それも皆日本車)がないんだよ
ってか作者のインボーに違いない

因縁の恋人？ジョーとやっと夜を過ごすんだけど
あくる朝に会う人皆から
「あんた(男と)やったね！」とか「モレリ(ジョーの事)か？」とか言われる所
くそ笑える