

今日は6年生の遠足の引率で
御経塚遺跡へ行ってきました。
担当生徒と一緒にみんなより早めに出発をして
22,000歩歩きました。
この場所は何度か訪れたことがありますが
解説員の方から詳しい説明があり、知識が深まりました。
何より縄文時代から弥生時代に気持ちがワープして
その頃の暮らしに思いを巡らしました。
お墓には赤ちゃんや子どもの骨がたくさん入っていたそうです。
寒さや病気、栄養不足や怪我などいろんなことが
生きる妨げになっていたのでしょうね。

立入禁止の復元された竪穴住居の中も入ることができました。
中は思ったより広く、炉端の場所もありました。



解説より・・・
御経塚遺跡は縄文時代の後期中ごろから弥生時代初頭、
今から3,700年から2,500年前の大集落です。
縄文時代は、12,000年前ころに土器の出現とともに始まりました。
この時代の縄文人は、四角くエラの張った彫りの深い顔立ちで
男性は背丈155センチくらい、寿命は35歳前後だったようです。
土器のピアスやネックレスに幾何学紋様の編み布の衣服を
身につけるなどかなりオシャレでもありました。
住居は、竪穴式ワンルームで5、6人が住み10戸ぐらいの
集落の中央に共同の祭祀・集会の広場があったようです。
当時の食べ物は、主食にクリ・トチ・ドングリなどのパン、
副食にシカ・イノシシ・魚介類を食べていたようです。
御経塚は、このような縄文時代の人々の生活が1,000年以上も続きました。

出土した土器の展示もありました。
昨年はみぞれが降っていた日、
今年は秋の晴天に恵まれた遠足日和となりました。