しらの風景2

自然の中には学びがいっぱい。
野鳥や生きもの、植物が大好き。
五感を育み、楽しく生きる智慧を探します。

読書「レイチェル・カーソン」。(8/14*月)

2023年08月14日 | 読書


レイチェル・カーソンの「沈黙の春」は
とても有名な本ですが、その本では
当時広く使用されていた殺虫剤、除草剤、その他の化学物質が
環境や生き物に世代をこえて影響を与えることを警告しました。
その出版によって、レイチェルは利害関係を持つ人や企業から
多くの攻撃を受けました。正しい「こと」や「人」が潰されることは、
この歪んだ社会ではよくあることなのだと思います。

今や経済が人の命よりも大切にされていて、
守るべきはずの命が蔑ろにされているのが現実です。

「沈黙の春」が出版されてから60年。
世界は変わったでしょうか?私たちの国は?
ネットで調べても農薬使用量が台湾に次いで
世界第2位なのが日本です。
小さな虫たちが消え、野鳥たちが数を減らし、
人はガンなどの病気にかかっていく。
放射能問題も電磁波問題も目に見えないものは
うまく隠されている。

この本は、改めてレイチェル・カーソンの生きる姿勢に学び、
彼女が何を訴えてきて、私たちがどう生きていけばいいのかを
投げかけてくれています。
ずいぶん以前に「沈黙の春」を読んで、
映画「センスオブワンダー」も観ましたが、
彼女の人生を描いたこの本は、また違う意味で訴えてくるものがあります。
読み終えたばかりですが、もう一度、読み直してみようと思っています。


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