腫瘍内科医一家のニューヨーク滞在記

ニューヨーク研究留学中での出来事を感想を交えてメモ代わりにつづります。

祝 ワールドシリーズMVP 松井選手

2009年11月05日 16時53分51秒 | 日記
 前回のブログでの願いが叶うかのようなワールドシリーズ第6戦での松井選手の大活躍!
 ヤンキースに来て、7年目にして初のワールドチャンピオンをMVPという最高の形で締めくくった。もちろん、ワールドシリーズMVPは日本人選手初の快挙である。
 この数年けがに悩まされ、思うような走塁、守備ができず、今年は指名打者(DH)でしか起用されなかったため、契約最終年の今年が、ヤンキースでの最後の年になるとマスコミからは予想されていた。ヒーローインタビューでの彼のコメントからも明らかなように、ヤンキースでのプレーを望んでいる松井選手が、好条件で契約延長されることを切に願う。

 昨日、子供の小学校入学に必要とのことで、子供の健康診断とワクチン接種のため、こちらの診療所(クリニック)を訪れた。今後こちらで生活する妻や家族のことを考慮し、ある日本人の先生のところを受診した。
 その先生は、60歳前後で日米ダブルライセンスで、卒業後すぐにこちらで医師免許を取得、10数年前からこちらで診療をされるようになったとおっしゃっていた。ただ、こちらでの職探しは相当苦労されたとおっしゃっており、その姿からも苦労がにじみ出ているかのようであった。

 あまり言いたくないが、こちらの医師は日本の医師に違わず、玉石混交であると感じる。病院の宣伝を見ただけで、胡散臭さを感じざるを得ないところが多い。日本でも医師のレベルはピンキリではあるが、こちらは自由診療の部分が多い分、もっと個々のレベルに差がありそうである。
 
 以前、米国に留学されて今は帰国された他大学の先生が「米国人と日本人では平均的には日本人の方が優れていると感じる。しかし、米国にはごく一部に非常に優秀な人間がいて何かを発見・発明すると、ごく短期間に誰もが、そのことをできるようなシステムを作るのがうまい。」とおっしゃっていたことが思い出される。