腫瘍内科医一家のニューヨーク滞在記

ニューヨーク研究留学中での出来事を感想を交えてメモ代わりにつづります。

9月19日(月)のつぶやき

2011年09月20日 02時04分36秒 | 日記
02:12 from web
「老い」とは後ろを振り返ったときに始まることなのかもしれない。いつまで前を向いて生きていく事ができるのであろうか。
02:21 from web
限られた時間しか取れないが、最近、小学校5年の上の娘に勉強を教えることが楽しくて仕方がない。下の息子は勉強よりも野球一緒に野球をする事が好きだけど、これも楽しい。大学以降に始まる「本当」の勉強はとても興味深く楽しいものです。
02:26 from web
基礎学力はあるに越した事はありません。もちろん、不肖であるお父さんは、30歳を過ぎるまで学ぶ事の楽しさと大変さに全く気がつかなかったので反面教師にしてください。
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9月12日(月)のつぶやき

2011年09月13日 02時09分33秒 | 日記
08:15 from goo
9.11テロを子供と考える。 #goo_skmdphd http://t.co/EK7je1s
22:04 from web
ラグビーワールドカップ初戦。フランスに善戦も敗れる。今のジャパンには助っ人選手が多いとはいえ、10年前には考えられないほど強くなった。あきらめず、初の予選突破を目指して頑張ってほしい。私は密かに期待している。
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9.11テロを子供と考える。

2011年09月11日 18時47分09秒 | 日記

 今日は、アメリカで10年前の9.11テロから10年が経過したとのことで、犠牲者を弔う式典が開かれた。金曜日から、マンハッタンは、新たなテロを経過して、厳戒態勢であり、平和なルーズベルトアイランドも、トラム、地下鉄の駅前には常時警官が駐在している。

9月9日金曜日の夜12時過ぎにトラムに乗って帰宅した時も、トラムのステーションに警官が駐在していた。

職場でも、この話題で少し会話をしたが、職場のテクニシャンの方の娘さんが、9.11テロの時にWTCビルから、たった3ブロックほど離れた学校にいたそうで、テロの後、ショックと恐怖のあまり、精神科医によるカウンセリングをしばらく受けていたと語っておられたのが印象に残った。

子供たちにも、平和について考えてもらおうと(普段いい加減な私がこんなことを言うのは似つかわしいくないとの突っ込みが飛んできそうであるが)、子供たちと、珍しくテレビをつけ、NY1チャンネルのニュース番組や、You Tubeで当時の映像、報道を見てみた。考えてみると、2000年生まれの上の娘にはもちろん当時の記憶はなく、2002年生まれの下の息子はまだ生まれてすらいないのである。

子供たちが当然いただく疑問、「なぜこのような無差別テロが起こったのか。」

との問いかけに、政治は全くの素人で一般庶民の私ではあるが、自分の知る見聞を子供たちに伝えようと努めた。もちろん、国と国との利権争い、宗教間の対立、長くつづいた東西冷戦の歴史、アルカイダの成り立ちとアメリカとの関係が正反対の立場に変化したこと等、複雑に絡み合った状況で、大人ですら単純に善と悪という形で判断が出来るわけがない。もし、どちらかが一方的に正しいなどと言うのであれば、それは決め付けに過ぎず、そのような立場をとるひとは、ただ単に国家間の対立をあおるアジテーターではないだろうか。

10年前のつらく悲惨な事件を思う時に、「一般人を巻き込んだ形での無差別テロは、決して許されるものではない。」ということだけは、子供たちも身にしみて感じてほしい。

 

本日の周辺の混雑と犠牲者の遺族の方々の心情を察して、社会見学としてグラウンドゼロに子供を連れていくのは、少し時間がたってからにすることにしよう。