「黄色いバンダナ」って知っていますか?
災害が起きたとき、避難移動や避難所で、
要配慮者が支援を必要としている印として黄色いバンダナなど
目印になるものを付ける取り組みが各地で進んでおります。
横浜市では、
市社協が黄色いバンダナ(支援が必要な人)/ミドリのバンダナ(支援が可能な人)を
付けようという運動をしています。
この写真は浦安市のものです。
1辺80㎝で、それぞれに「目が不自由です」「耳が聞こえません」
「身体が不自由です」「避難に支援が必要です」など大きく記載されています。
バンダナというよりは肩掛け?でもわかりやすいくてよいのではと思っております。
視覚障害者、聴覚障害者、内部障害者には概ね好評でした。
災害が起きたとき、だれにとっても困難が伴いますが、
要配慮者、特に障害者にとって、避難所での生活は健常者以上に困難が伴います。
避難所に移動する時も同様です。また、彼らは、災害時には、
それなりの配慮や支援がないと生活していくのに不可欠な情報を
取得できない場合があります。
配慮を「特別扱い」とか「あの人たちだけ…」と思う人もいるかもしれません。
でも、車いすの人は和式トイレが使えない、
避難所に障害者優先トイレを作るのは特別扱いなのではなく、
彼らが生きていくのに最低限必要なことを支援しているだけなのです。
災害現場は、誰もが心にゆとりが持てないから、
要配慮者への支援がなかったり、支援に対しての風当たりが強くなったりします。
今、何でもないときにこそ考えておきたい、
そして生活することが困難な人がいることを知ってほしい、そう願っております。
黄色いバンダナについて、
船橋市でも検討しようと、行政や障害者団体が動き始めています。
前進を願います。
by oami