スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

東日本大震災視察第3弾(宮城県山元町)

2012-07-05 08:45:55 | 地震

 

岩沼RCメンバーの案内でこのエリアでは最も

復興が遅れている山元町に行った。

町立中浜小学校。津波が来た時は屋根裏部屋に避難して

生徒は助かった。1年前に訪問した仙台市若林区の

荒浜小学校と全く同じ状態でこの1年間はなんだったんだろう

と考えさせられる。

破壊された体育館内部、ここも校舎の妻側が海に

向かって設計されている。津波を意識してとの事で

それなりに対応していたようだ。

この写真の庇下の影の中の青いプレートの所まで

津波が来たと表示されている。

校舎の向こうは海、遮るものが何も無い

門扉の柱がなぎ倒されて、そのまま放置されている。

この小学校は明治9年開校という。

その石板が途中で割れて置いてあった。この歴史ある

学校は今後どうなるのだろう。このエリアは全て

破壊されていて人気が無い ゴーストタウンとなってしまっている。

小学校の校庭には、グチャグチャになった車輛数百台か数千台か

わからない程、野積みされたまま放置されている。

行政対応の遅さを痛感する。

車輛に貼られた紙がその当時の生々しさを伝えている。

この山元町の海に近いエリアはすべて破壊されて

夜は真っ暗、怖くて車でも来れないと言っていた。

近くにあった2か所の墓地の墓石がやたら真新しく

復旧されていて、胸にキュンとくるものを感じた。