めし処 こづち
東京都渋谷区恵比寿1-7-6 陸中ビルハイツ1F
TEL 03-3444-3763
定休日 日曜日
営業時間 10:30~18:00
恵比寿エリア旨い店シリーズ第18弾
恵比寿駅西口から徒歩2分、創業は昭和32年(1957年)オープン。
お洒落な街、恵比寿には珍しい店構えは数十年前の開発される前の
古い恵比寿にありそうな昭和の感じの定食屋さんだ。
恵比寿界隈では最も古いがその実力は侮ることなかれ。
2021年の百名店に選ばれた行列のできる店だ。
普通は店の中に張り出されているメニューが当店では店の外に出ている。
手書きで書かれたアナログ的文字はとても人間臭い温もりを感じる。
本日の日替定食は遅い時間に行くと既に売切れとなっているほど人気がある。
何せ600円という都心駅前の店では信じられないような破格的お値段だからか。
なお、当店は現金決済のみで電子マネーカードが使えないのも昭和チックだ。
店内はL字型のカウンター席のみで全部で15席。
近くのサラリーマンがお客の中心なので回転が早い。
調理しているガス台が2ヶ所もあり料理が出てくるのも早い。
床の土間がコンクリートなのも昭和チックで店内の雰囲気にアクセントを付けている。
ここはご覧のようにオープンキッチンとなっていてすべて丸見え。
店の規模のわりに沢山の従業員がキビキビ働いていて
この日も男性が4名、女性が2名もいた。
しかも皆フレンドリーで常連客や店の人同士で会話のキャッチボールが続き、
とても家庭的でフレンドリーな空気が充満している。
壁にずらり貼り出された当店のメニュー。
とんかつ定食、手仕込み唐揚げ定食など定食が11種類。
チャーハンは中800円、大900円、カレーライスも中750円、大850円と良心的。
それ以外にも定食屋の定番単品メニューがずらり並んでいて目移りしてしまう。
この日はなぜか肉野菜炒め定食1,000円をチョイス。
見てわかる通り、野菜は新鮮で、もやし、キャベツの歯応えはシャキシャキ感が最高。
食べ終わった後も余韻がいつまでも続いてまた来たくなる麻薬的な味だ。
ということで後日また来てしまった。
これは当店の名物とも言われているチャーハン中盛(800円)で、このボリューム。
他の店では見ない小さく切った桜海老のような赤いものが味のアクセントになっていて
シンプルの中に何か感じさせるものが伝わってくる。
これもまた食べたくなる味だ。
やはり「めし処こづち」さんは完全に昭和の時代のご飯屋さん。
10時30分から開店というのも高度成長時代を思い起こさせる。
ボリューム感がたっぷりあるわりに安くお腹いっぱい食べることができるのも昭和だ。