いよいよ豪邸シリーズも第6弾になりました。
このシリーズは大変好評のようで多くのアクセスをいただいております。
今回は目黒区の青葉台、ここもすごい大豪邸が並んでいて圧倒されてしまいました。
それでは大作スタートです。
青葉台を歩いての一番の印象は「坂」です。
高台の旧山手通りから目黒川に向けてかなりの勾配の所に高級住宅街がある。
あまり見ない道路標識によるとある通りは17度も傾斜がある。
ここで暮らすには車が無いと大変かもしれない。
高齢者泣かせの街だ。
ここに来てみたかった理由のひとつは「美空ひばり記念館」を見たかったから。
ひばりの愛した空間をひばりのいたそのままの状態で体感できる感動があじわえる。
そしてブログで特集した「みだれ髪」がこれで完結できるという思いがあったからだ。
しかしチェック不足で残念ながらこの日は休館日だった。
ガックリ!
それではこれから豪邸の紹介をしますが今回はその数が多いので写真集的にアップしてみます。
やはり豪邸は木造建築が少ない。
ここで高級住宅街の条件を掲げてみます。
1、高台にある
2、戸建てがメイン(マンションが少ない)
3、一戸の区画が大きい
4、街の規模がそれなりに大きい
5、デザイン性の高い住まいが多い
6、しっかりと整備され、道幅が広い
7、高級住宅街としての歴史がある
数年前から施工問題で話題になっている大手不動産会社のオーナー宅。
とにかく大きくて個人宅とは思えない規模だ。
しかも擁壁が石積みで威圧感がハンパではない。
THIS IS 豪邸そのものだ。
一昨年亡くなったファッションデザイナー芦田淳の会社(株)ジュンアシダは、この大豪邸の前にある。
さいごうはしの上を通っているのが旧山手通り。
ここにも意匠的にかなり異なった素敵な建物が集まっていた。
青葉台は中目黒駅と代官山駅の間に位置するために、話題のスポットが徒歩圏内にある。
これは買物をする場所がないと嘆く方の多い他の高級住宅街とは違っている点だ。
休日は代官山のレストランでランチしたり、目黒川沿いのカフェでお茶したり、
青葉台は高級住宅街のなかでも特別ライフスタイルを充実させてくれる街と言える。
旧山手通り沿いには緑が多く青葉台の住民の憩いのスポット、目黒区立の公園「西郷山公園」がある。
その広さは10.549㎡(3,197坪)もあり、1981年5月28日に開園した。
この中にはグリーンカフェ西郷山(喫茶)などもある。
又、展望台からは冬の晴天時には富士山が望める。
ところで、当地一帯は幕末の頃、豊後国岡藩主中川氏の抱え屋敷であった所。
明治になって西郷隆盛の実弟・西郷従道が兄の再起を願ってこの地を購入、
従道自身の別邸として利用していた。
フランスお雇い外国人土木建築技師レスカスの設計により洋館が建てられたが、
現在、犬山市の明治村に移設された(国の重要文化財)。
書院造りの和館は第2次大戦で焼失してしまった。
西郷山公園の下の方には2001年3月31日に開園した目黒区立の「菅刈公園」120.049㎡(6,075坪)がある。
ここは以前は国鉄職員の宿舎があった。
西郷山公園を出るとまるで船のような形をしたマンションが現れる。
ここはRC3階、地下1階の高級賃貸マンション「ポールケノンハウス」で31年前の1989年竣工物件だ。
この豪邸は建築様式から拝察するに最近完成した邸宅ではないか?
軒天や一部壁に木材を使い、優しい印象を与えている。
現在、設計業界のトップランナーとしてスポットライトが当たっている隈研吾の流れをくんだものを感じる。
シンプルモダンで素晴らしい住宅だ。
旧山手通りに面したこの建物は前々回の方に載せるべきだったが、
1階がフレンチレストランで屋根が切妻にしたおとなしいデザインだがとても品のあるビルだと思う。
好きなタイプだ。
このエリアにも多くの大使館が点在している。
ここは代官山ヒルサイドテラスB棟の隣にあるデンマーク大使館。
デンマークの国旗とユーロの旗が並んでいるのが印象的。
こちらも旧山手通りに面したエジプト大使館。
大使館の中を道路から覗くといかにもエジプトといった像がギャラリーのように置かれていた。
こちらはアフリカのセネガル大使館。
芦田淳の会社(株)ジュンアシダの隣のビルの中に入っている。
こちらは旧山手通りに面したマレーシア大使館。
この建物はちょっと古い。
この建物の角度の鋭角さは実際もすごい。
思わず両手で挟んでその薄さを体感してしまった。
こちらの建物は歌舞伎の大物役者のご自宅。
青葉台にお住いだということは知っていたが、偶然前を歩いて発見してしまった。
こちらのお宅もため息が出る程、素晴らしい家だ。
最近、定着してきた壁面緑化を大規模に取り入れ、
ポイントポイントにも樹木を植栽し、優しさ、潤いを提供している。
特に周囲の大豪邸が石、コンクリートの要塞のような家が並んでいるだけに余計目立つ。
今回は青葉台の1丁目から2丁目までだけのエリアを散策したが、その中でもこの超大豪邸が一番すごかった。
この家は個人の家なのか、それとも違うのか、まるで城みたいな壁で中の様子が窺い知れない。
わずかこの角のエリアにはどの家もどの家もすごすぎる大豪邸が隣り合わせで鎮座している。
一体この辺りはどうなっているのかと思わず笑いだしてしまいそうだ。
この大豪邸ゾーンは高台にありそこから階段を下っていくとまた次の豪邸ゾーンが広がっている。
この写真からはかならずしも結びつかないが、目黒区の高級住宅街青葉台は
田園調布や成城の高級住宅街に比べると、人通りが多く、にぎやかな印象です。
ここは駅に近く、周囲にはショッピング施設や公園がほどよく点在し、
春には目黒川の見事な桜を眺めることができる。
週末は話題のレストランで家族とブランチしたり、
ペットのお散歩ついでにウィンドーショッピングをしたり、
都心の高級住宅地ならではのライフスタイルをたのしんでいる、そんな街でした。
今まで5ヶ所の高級住宅地といわれる所をブラスミダしてきましたが、
この青葉台が一番すごかったような気がします。
そしてやはりここは坂ですネ。