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『力なき者たちの力』 ヴァーツラフ・ハヴェル
ヴァーツラフ・ハヴェル
1989年、世界に激震を走らせた「東欧革命」。中でも異色だったのはチェコスロバキアの「ビロード革命」です。
市民による非暴力的な活動と対話によって平和裏に民主化を果たし、世界的に大きな注目を集めました。
率いたのは劇作家のヴァーツラフ・ハヴェル(1936-2011)。
後にチェコ大統領も務めた彼の主著「力なき者たちの力」が今再び、脚光を浴びています。
アラビア語に翻訳されたこの著作は「アラブの春」を支えた市民たちに熱心に読まれました。
また、トランプ政権下のアメリカでは、政治学者や歴史学者たちが、
この本から「新しい形の全体主義」に抵抗する方法を学ぼうとしています。
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