100分de名著 『力なき者たちの力』
第3回 並行文化の可能性
市民による非暴力的な活動と対話によって平和裏に民主化を果たし、世界的に大きな注目を集めました。
率いたのは劇作家のヴァーツラフ・ハヴェル(1936-2011) ...
抵抗運動の大きな波が始まる起点は、あるロックミュージシャンの逮捕だった。
ただ自分たちの好きな音楽を演奏し、真実の生を謳歌したいだけだった「プラスチック・ピープル」のメンバーが治安紊乱罪で逮捕。
これを契機に「他者の自由のために立ち上がらなければ自分たちも自由を断念することになる」という機運が人々の間に芽生え、やがてそれは基本的人権を擁護しようという運動に繋がる。
同時に、地下出版、アングラ・ミュージック、自主講座、独自の宗教活動など、公的な領域とは独立した活動の場が次々と拡大、
体制を揺さぶり始めるのだ。第三回は、ハヴェルが「並行文化」と呼ぶ市民たちの活動に注目し、その可能性を深く考察する。
Stacey Kent - Quiet nights of quiet stars (Corcovado)
100分de名著 索引
100分de名著 『力なき者たちの力』第4回 言葉の力 「52」
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