画家 安野光雅あんの みつまさ 2024.12 「19」
令和2年12月に亡くなった安野光雅さん。「見る人を驚かせたい」という遊び心を創作の原点にストーリーも文章もないユニークな絵本を発表、世界中の人たちに愛された。
安野さんは大正15年島根県生まれ。終戦後、小学校の代用教員となり24歳で上京。美術教師として働きながら画家を目指す。
42歳で絵本「ふしぎなえ」を発表。目の錯覚を利用して現実にはあり得ない世界を描き世界的な評価を受ける。
51歳の時に発表した「旅の絵本」は9冊も続く人気シリーズとなった。
昭和59年国際アンデルセン賞受賞。ユーモアと遊び心を失うことなく絵を描くことで磨かれ、輝き続けた94年の生涯だった。
代表作には「ふしぎなえ」、「ABCの本」、「天動説の絵本」、「旅の絵本」、「繪本 平家物語」、「繪本 三國志」や司馬遼太郎の紀行「街道をゆく」の挿画などがある。
Acker Bilk - Stranger On The Shore (Original Stereo).avi