第1回 埋もれた「女たちの人生」を掘り起こす~「華岡青洲の妻」~
評判の外科医直道の妻・於継のたっての願いで、代々医業を営む華岡家に嫁いだ加恵を中心に描かれる「華岡青洲の妻」。
彼女を待っていたのは真綿で首を絞められるような、姑・於継からの嫉視や敵愾心だった。
世界初の麻酔薬開発に向けて無垢な情熱を燃やす夫・青洲には、そんな状況はまるで見えていない。
嫁姑の苛烈な相克は何から生じ、なぜ泥沼へと向かっていくのか。
第一回は、封建制が敷かれた時代の末期、「家」のしがらみにとらわれた女性たちの苦悩にフォーカスし、「個」と「家」の相克の問題を見つめていく。
Suite from Once Upon a Time in America
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます