染物屋生活

神奈川県の住宅地(でも片田舎)の染物屋日記と、電気代が月1500円(原発反対なので)の節約生活を紹介「染め吉」と言います

なんと、コオロギが鳴きはじめた。

2015-09-01 11:32:22 | 年中行事
なんと、8月30日にコオロギが鳴いているのを聞いた。神奈川県では、「かたさせすそさせ寒さがくるぞ」と鳴いているという。「あと一か月もしたら、すぐ寒くなるので、衣類の用意をしなさい」ということだそうだ。カネタタキは、今年は8月14日から鳴いている
かなり温度がさがったが、たまに ツクツクボウシも鳴いている。「おーしい、つくづくおしい」と鳴いていると認識していた。「怠け者のお坊さんが修業しないでセミになってしまい、もっと勉強しておけば良かった、と鳴いているのだと思い込んでいた。「惜しい、つくづく惜しい」と。
まんが「よつばと!で「つくつくぼーし」とセミが鳴いているのをみて、「そうなのか?ええ、そうなのか!?」とびっくり。料理は、モカチーノさんの。</fo1nt>

今日は土用の丑の日

2015-07-24 19:41:00 | 年中行事
7月24日になってしまった!土用の丑の日だ!スーパーはお祭りになっている。平賀源内の顔を描いたポスターがあった。しゃれている。空気の入ったビニールのウナギも。ウナギののりまき、ウナギどんぶりなど、多数。そして「牛の肉」も売ってた。牛丼用の肉がスーパーでうっていた。コンビニは「牛丼」「牛肉のせうどん」など。「う」のつくものがいいそうで、「うりのならづけ」もある。この頃必ずついている。すごい。前からこういうことがあったのかしら。「どようしじみ」もしっかり売っている。味噌汁にするんだね。「土用もち」といって、あんこのついた餅をコンビニで売っていた。やるなあ。

はんげしょうは、うどん売ってたそうです

2015-07-06 13:04:45 | 年中行事
半夏生は、さぬきのうどんも、ちらしにのってました。もちろんたこも。たこは、「ぶつぎりにして、からあげ」というのが多かったんですが、刺身用のたこもチラシにたくさんでてました。そうだよね、関東ではタコは刺身で食べるのが多いのだと思う。
6月27日が「散らしずしの日」というのも、後で知りました。このごろできたのではないかと思います。ぜーんぜん知らず。

今年の半夏生は何を食べる?その2

2015-06-24 19:12:00 | 年中行事
香川県坂出市の友人(70代)から、また手紙がきた。いわく、

「ハンゲのハゲ団子」は、私が子供のころは楽しみでしたが、最近の子供(大人も)は、美味や洋菓子に慣れていて、食べないから作りません。
 「ハンゲにたこを食う話」ですが、「たこの足のように田植えした苗が根を張り成長を願う話」は一般的だと思っていました。(神奈川県の私は、まったくこれを聞かないで育った)
昭和11年発行の「(香川県坂出市内の)金山村誌」の作業歌に「おもひそろへて田植をすまし、たこのさんばい待つわいな」がありました。「麦わらだこ」といって、田植頃のたこは、やわらかくて美味しいのです。昔からたこは疲労回復の薬だと言われています。「田植づかれにたこを食べた古老の話」と聞きました。いろいろあって面白い。

なお、井戸に落ちたものをとる道具を「かみなりさま」といいます。かみなりさまはいかり型が多い。香川県ではハサミ型が一般的です。いかり型は、大きいもの、つるべなどは、ひっかけて取ることは可能ですが、小物の場合は、きかないと思います、とのこと。

「なんでかみなりさまっていうのかなあ」という彼女に、「大津絵」で、太鼓を落とした雷が、雲の上から、いかりでものを拾おうとするのがある。あれじゃないか、という話をしたのだった。
写真は、弘明寺商店街の、スナックのランチ。昼だけやっているのだ。安くてうまい。

今年のはんげしょうは何を食べる?

2015-05-13 21:55:59 | 年中行事
今年の半夏生は7月2日だそうだ。今日か昨日の、NHKラジオ『旅するラジオ」で、福井県の人が、半夏生には焼いた塩サバを食べるのを広めたい、といっていた。やるなあ。この十数年、神奈川県のスーパーでは、「半夏生のたこ」といって、私たちは「たこ」を食べてきた。この数年、たこのぶつぎりをからあげにしたのが、この日だけ出る。それをスーパーで買うのだ。「半夏生」なんてことばは、大学の民俗学の講座で聞いただけなのに、なんとこのごろでは暦やスーパーのちらしに出てくる出てくる。楽しくて笑える。香川県坂出市王越町の友人(70代)が、手紙をくれたのが出てきた。

「半夏生のたこ」は香川県内では最近の話で、昔(明治から大正かな)は田植え(手植えだった)が終わったら、「はんげのはげだんご」を食べm一日農作業を休むのが、楽しみであった。「はげだんご」は、小麦粉を練って蒸したもので、中にあんこを入れた。とのことです。この友人は「せんばこき?使ったわよお」という貴重なひとだ。若いとき、道の向こうから婿にきた夫が「餅にあんこが入っていないじゃないか!」といったそうだ。それから毎年、あんこ入りのお餅の入ったお雑煮を作ることになってしまったとか。ネットでみたら、香川では半夏生にうどんを食べることになったらしい。香川は多様だ!

写真はこの前古道具屋で買った、よごれによごれたまねきねこ。あまりによごれかたがすてきなので。