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今年の漫画。
いくつも面白いのはあったが「 トルコで私も考えたジェネレーションズ 」
「夜回り猫 4」「セブンティウイザン」 は取り上げよう
「トルコで私も考えた」は もう描き始めて、25年経ってしまったそうだ。高橋由佳利はもう還暦。息子は
大学生。
私は初めからずっと読んでいる。 トルコ語が詳しく書いてあって、只者ではない、と思った。作者はトルコの学校にいくのだが、よく勉強している。この後トルコ人と結婚する。落ちこぼれている、と言っているが、真剣さが、違う。ずっとトルコで暮らす気だったのだった。
今回は、大学生の息子や彼のイトコたちの世代が中心。北イラクで、クルド人の村に、水道を通す仕事をしている叔父さん。都会のテロ。 移民の多く生活する今のトルコ社会。
いろんな内容が盛りだくさんだ 。面白かった 。
作者は、結婚してトルコに住んだり、夫と 日本に来て 料理屋を始め、またそれを辞めてしまう。今、夫はトルコ、 妻は 東京に来て 大学生の息子と住んでいる。 この多様さは、何なのだ。
よく考えると、日本にいる、私たちの生活も、この四半世紀で激しく変わった。お互い、激動の世界を生きているのだなぁと思う。
本当のトルコの人々がどんななのかはわからないのだが、この一家族と、そのトルコの親戚のことを読んで
得るものはある
「夜廻り猫4」深谷かほる作。「夜廻り猫レストラン」もヨカッタ。講談社からでているが、ウェブサイト「モディ」で発表されたものをまとめたと書いてある。時代は変わっていく!
そして、この本、どこにも値段が書いてないのだが。「レストラン」の方も。なぜだ?
鮭の缶詰を頭に乗せた猫「遠藤平蔵」が主人公。片目の子猫「重郎」と生きている。
「泣く子はいねが」「一人泣く子はいねが」
といいつつ、毎日夜の町を歩き、涙の匂いを探す。
生きているのが辛い人と会い、励ます。
遠藤平蔵の、励ますセリフを聞いて、なんでこんなに受けるのか、自分でもわからない。
今の辛い時代に合っているのではないだろうか?
昨日、ラジオが中島みゆきの、「世情」を流していたが、身にしみた。遠藤平蔵が、中島の「ファイト」を歌うシーンが、何巻目かにあった。「夜廻り猫」には、中島みゆきの歌が似合う。
「セブンティウイザン」については、別の機会に。
写真は、パクチーと、空芯菜。
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