徒然なるまま 写遊記

私楽 諸行歓常 諸行感謝 のんびり気ままに散策・・「埼玉・高麗川のほとり」(浮雲・浮浪雲)

月蝕歌劇団・・・観劇の帰り道で月光をパチリ!

2014-12-08 | 東京・祭り・催事
12月7日・月蝕歌劇団観劇の帰路 狭い坂道の
月が(独断だが)何故か、松本竣介の風景画の
様に寂しさを感じた街の光景だったので撮影。

さらに境妙寺の前で冬の月をパチリ。 





当日は月蝕歌劇団「英雄伝説 馬賊・矢吹丈」
の実験公演。主宰者の高取英氏は、寺山修司と
一緒に仕事をしたスタッフで、寺山修司演劇・
継承者の一人。

約30年前 1985年の劇団旗揚げから見てきたが、
実験舞台の時は喫茶店・バー等の店内をそのまま
演劇の舞台として利用して公演。

そして今回の実験・公演場所は新宿・中野の
マンション地下の一室(写真は入口付近)。





狭い一室の演劇だけに観客と演者が肩が
触れる程近く、役者の迫力ある演技と 
激しい声が強く伝わる演劇空間で観る。

さらに周りに流山児祥氏・山崎哲氏・
鴻英良氏(評論家)等、昔も今も演劇界で
活躍の人々が観劇されていたので、

むしろ狭い空間で、昔の「黒テント・赤テント
時代」のアングラ演劇時代の様な時間を体感。



そして高取氏は本人作品・寺山修司・澁澤
龍彦等の文学や有名な漫画の演劇化で独自

世界を構築。今舞台は高取英氏が高森朝雄/
ちばてつやの「あしたのジョー」漫画に捧
げた演劇作品と云える。

迫力の演を見ながら「舞台は一度っきりだ
から感動度が凄い!」と思い観劇

そして帰り道 夜空に輝く月を見ながら・・
も一度きり! と。
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