ランチで松燈庵に行った帰り城跡に向かって少し歩くと、
ごく普通の民家があった、
正面に作家の梶井基次郎が一時期この家で過ごしたことがあると、
書いてあった、彼の代表作には「檸檬」がある。
私は梶井基次郎の本は読んだこともなく、名前すら知らなかった、
友達は学生時代読んだことがあると話された、
自宅に帰っても、そのことが気になっていた、
少し調べてみると松阪の城跡近くの姉夫婦の家で一時期療養していたことが、
分かった、「城のある町にて」という作品があることも分かった、
ネットで無料で読めるサイトを見つけ、「檸檬」と「城のある町にて」を読んだ、
「城のある町にて」は当時松阪には病気療養のため1カ月ほど滞在していた、
城跡には毎日のように散歩に出かけていたようだ、
城跡から眺めた緑豊かな武家屋敷や当時の町の様子、
姉夫婦の家族の様子が書かれていた、短編なので直ぐ読むことが出来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/d5/d4f328aba05a338026c2e6dcc97588df.jpg)
繊細な描写に引き込まれた、また私が知っている町の昔の様子など、
書かれていて興味深く読んだ、
写真は、この家の2階で1カ月滞在された、
その頃はまだ病もゆっくり進行していると推測され、
比較的自由な生活を送っていたと伺える、
なにわあれ、気になることが解決出来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/80/7cd73f926d8729366eaae366032db5e6.jpg)
梶井基次郎は多分城跡の桜は見なかったと思う、
小説には、花火や、団扇などのことが書かれていたから。