のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2022.07.02のお稽古

2022-07-03 20:07:43 | 茶道
6月の猛暑日が6日も続いたのは、観測史上初ということで、早すぎる梅雨明けと共に、異常さを感じます。
そんな猛暑の中、稽古が無い25日の土曜日に浅草お富士さんの植木市に行って来ました。
山野草を求めては失敗を繰り返しながら、少しづつ茶花が増えていくのがうれしくて、久々の植木市でした。
お店の人に、山野草の育て方を教えてもらいました。
肥料をあげ過ぎないようにとの事でした。
何とか育ってくれると良いのですが…

さて、第一週目は小習です。

7月に入って短冊は
「蝉」の画に「枝上一蝉吟」(しじょうにいっせんぎんず)です。
稽古の前に、四規・七則の話を復習します。
四規「和敬静寂」と七則「利休七則」は「茶道の基本」です。
 1.茶は服のよきように
 1.炭は湯の沸くように
 1.夏は涼しく、冬は暖かに
 1.花は野にあるように
 1.刻限は早めに
 1.降らずとも雨の用意
 1.相客に心せよ
この七則を水屋に掲示することにしました。


ビフォー
花 矢筈薄・山紫陽花・河原撫子

アフター
背の高い花入れとのバランスと、露草・初めて咲いた花雁皮を加えてみました。

小習の炭所望です。
亭主は初掃きまでを行い、客は炭をついで後掃きまでを行います。(本炭所望)
七事式では略炭所望となります。
炉では、初炭所望と略炭所望があります。

続いて、濃茶は名水点と、薄茶は葉蓋の扱い・洗い茶巾の稽古でした。(写真は次回)

菓子 練り切り「山紫陽花」
干菓子 「花七宝」(式亭)・「氷菓糖」(俵屋吉富)
七夕の趣向でと思ったのですが、用意できず、琉球塗の香合・棗・茶杓(いずれもハイビスカスの意匠)で盛夏の取り合わせになってしまいました。