後座の花
黄菊・野紺菊・照葉(沙羅)
花入 萩掛花入れ(陶兵衛)
● 口切りの茶事(中略)
初入り
床に掛軸と網に入った茶壷を飾ります。
御茶入日記を回して、希望のお茶を決めてもらいます。
いよいよ口切です。
挽家の蓋・壺の蓋を開けて「いずれのお茶を差し上げましょうか」と正客にたずねる。
詰め茶(薄茶)を上合に少し出して希望の袋を取り出す。
濃茶の袋と詰めの茶を挽き屋に入れて、残った詰めの茶を壺に戻します。
壺のふたに封をして印を押し、正客の前に拝見に出します。
御茶入日記・茶上合を下げて拝見が終わるのを待ちます。
定座に戻って、正客の問いに答えます。
茶壷 膳所焼(陽炎園)
口覆い 利休梅緞子
● 初炭手前
初炭手前に続いて懐石ですが、省略して主菓子を出します。
粟善哉に栗の甘露煮・ゆず柿・沢庵を添えて。
中立をします。
後座の床
● 濃茶付花月(写真省略)
● 壺荘付花月
干菓子 柚子琥珀(式亭製)
席入り後、迎えつけの後すぐに帛紗を腰に付ける。
折据を持ち出し、回す。
月は、壺を定位置に持っていき、網を脱がせて拝見に。
拝見が終わった壺を網に入れて、一ひねりして自席に戻る。
亭主が壺を下げる時に、客は四畳半に進む。
亭主は乳緒を壺に乗せて月の前に持ち出し、花月の準備をする。
花が点前座に進み、総礼をしたら月は乳緒を結び始めます。
結び終わったら、床に飾って花月に参加します。
薄茶三服を点てます。
花月の床は、諸荘が約束ですが、茶事の流れのなかでの花月なので、軸ははずしてあります。