のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2021.02.27のお稽古(小習)

2021-03-01 16:26:09 | 茶道



3月3日は二十四節季のなかの五節季の一つである上巳(じょうし)の節句です。
 来週の稽古日には、お節句は過ぎてしまいますので、玄関に内裏雛を出しました。景徳鎮の昭峰作とあります。
30年程前になります。息子2人で女は私1人、なので自分のために内裏雛が欲しいとデパートに行ったところ、一目で気に入り求めたものです。
毎年顔を見ますが、いつ見ても癒されます。
桃の花に乙女椿をお弟子さんから頂いた備前の花入れに。 
 菜の花を入れたいところですが、利休忌前には使えません。
理由は、利休が切腹した部屋に菜の花が飾ってあったからとは、sohoさんのブログで初めて知りました。
また1つ勉強になりました。

床の花
桃、鶯神楽、玉ノ浦椿
花入
美濃焼の旅枕

鶯神楽が咲いていました。
見逃すところでした。

軸荘付花月の用意をしましたが、小習いに変更です。
軸荘

巻紙を美濃紙で作ります。
軸の巻き方、ほどき方、白菊扇を使っての掛け方、巻き上げ方を稽古します。
軸の伝来や由緒、軸裝についても徐々に勉強しましょう。

絞り茶巾点前です。





絞ったままの茶巾を釜の蓋の上におき、茶筅通しの茶筅を茶碗に入れて温めている間に茶巾をたたむ。

茶碗を傾けて斜め右上に茶筌を上げる。

建水に湯を捨てる左手は茶碗の高台を鷲掴みに持って。



茶碗を清めるのは見込みをい、り、と拭き、後に縁をふく。茶巾で茶碗を挟んで下に下ろしてから茶巾を抜いて手のひらで畳む。

茶をたてるときも、茶碗を傾けて表面を楕円形にして茶筌を振ります。
 この後、貴人清次の濃茶点前です。

菓子は練り切りの「女雛」です。
次週は釣釜にて、初炭、軸荘付き花月、貴人清次花月

の予定です。



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