私はガイドさんに連れて行かれるまで、中国にも斜塔があることを全く知りませんでした。
昨日、ツアーに参加することを決めてから、ガイドブックも見ずに、完全に「あなた任せ」。
そしてガイドさんは、私が何かを見つける前、何かを探し出す前に、程よいタイミングで解説してくれます。
例えば「中国のピサの斜塔の傾きは15度で、塔の上部は塔の倒壊を防ぐ為に、傾斜角度を修正した」こと、その角度を一番良く写真に写すことができるのはこの場所です。などなど。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/fe/3773577e042feb307917c71b0348b4f2.jpg)
また、斜塔が建つ虎丘の周囲の水路にも舟が浮び、「水の蘇州」としての趣を十分に楽しませてくれます。
ガイドさんに「この水は何処から来るの?」と質問しました。
「全長2500kmの大運河が北京から杭州まで繋がっていて、その運河から水が供給されている」との答でした。
中国のスケールの大きさを改めて思い知らされました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/08/085e5bcc44b351f460f7357303c835a9.jpg)
とは言え、効率的で、ポイントを見逃すことも無いツアーですが、昨日までの旅のように胸にビビットくるものが少なく、少々物足りないのは何故なのでしょか。
今、この日を思い出しても、心象風景として残っているものがそれ程多くないのです。
やっぱり、私は知らない場所を、「あれって何だろう」と驚いたり、ちょっとドキドキしながら歩くのが向いてるんだろうなと、このブログを書きながら、改めて自覚した次第です。