邦画ブラボー

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「怪奇大作戦・壁ぬけ男」

2007年05月05日 | ★恐怖!な映画
昭和43年に放映された円谷プロの
伝説のシリーズ

怪奇な事件を科学捜査研究所の
面々が解決する「怪奇大作戦」は、
ただおどろおどろしいだけではなく、
その中に人間ドラマを織り込んだ温かみのある内容だった。

毒々しいメイクをほどこした怪人が
「あははははは・・・・あはははは」と笑いながら
「ぬける」と言うよりは
壁にめり込んでいくサマは、子供がみたらトラウマになりそう!

江戸川乱歩の小説から抜け出してきたような
狂気のマジシャンに悪役で有名な田口計。
哀愁を帯びた芝居が余韻を残してナイスであった。
・・・でも やっぱりギラギラ系の顔が怖いです

実直が背広を着ているような所長、原保美のたたずまい、
勝呂誉、松山省二、小林昭二、お茶汲みの小橋玲子、
ほのぼのしているメンバーの中で
一際異彩を放っているのがわれらが岸田森
白衣姿で科学的根拠を説明されると
なんだかワケわからないながらも
納得させられてしまう説得力がある。

オープニングのインパクトと
ラストの歌が最高に気分を盛り上げる。

さあ、
次いってみよう!と思ったら、
5作録画したはずが 
3作「壁抜け男」、「氷の死刑台」、「ゆきおんな」
しか録れていなかったという、
恐ろしいオチが私を待っていた!!

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