「とんかつ一代」というと
ど根性モノの一代記?って思ってしまうけど
全然。
しがらみとか義理人情とか、
お説教じみた格言とかまるで無しの
喜劇100%なのだ~~!
しかも、
森繁久弥、フランキー堺、淡島千景、木暮実千代、加東大介、
三木のり平、池内淳子、山茶花究、団令子、益田喜頓、
都家かつ江、水谷良重、横山道代、岡田真澄といった、
豪華俳優のアラモード!
それぞれの絡みはお宝物。
持ち味100%出し合ってます。
川島監督作品の喜劇はドライでちょうど今時分の空みたい。
スカッと晴れ渡っている。
赤塚不二夫のマンガのようにナンセンスでテンション高い!
さらに森繁の歌うテーマ曲「とんかつの唄」
♪とんかつの油がにじむ接吻をしようよ~♪
意味が全然無くて最高!
♪とんかつが喰えなくなったら死んでしまいたい♪
森繁節だと、”すぃんで(死んで)しまいたい~~♪”
おとといからこれと「銀座の雀」ばっかり歌ってます。
渋谷の「シネマヴェーラ」
川島雄三しぶ筋十八選 で見てきました
1963年
監督 川島雄三
脚色 柳沢類寿
原作 八住利雄
撮影 岡崎宏三
美術 小野友滋
音楽 松井八郎
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