実在した幕末の侠客・明石屋万吉(林隆三)の人生を描く痛快時代劇。
13回シリーズの最終回を見た。
男が惚れる男、
万吉は度胸一本男伊達を貫き通した。
俄とは路上で演じられる即興の喜劇のこと。
「俺の人生は俄やったんや」と最終回で語る万吉の
粋ですがすがしい男っぷりに
スカ~~~っ!
林隆三の代表作と言ってもいい「俄」
昔ちらっと見て憧れたことがあったっけ。
それ以来、林さんというと「俄」を思い出していた。
しかも
演出はあの木下恵介!
脚本は山田太一。
原作:司馬遼太郎。
自らを阿呆と言いながら、揺るぎの無い太い筋が一本びしっと通っている。
今こんな男がいるのかしらん。
カッコつけるだけで大滑りする人はいるみたいだけど(爆)
粋な芸者の姐さん(藤村志保)、万吉についていく健気な女房に
大谷直子と女性陣も良いわ~~
土方歳三といい、司馬さんの作品では
生き方の美学を貫く 男が胸を打つ。
今の時代だからよけいにまぶしく感じられるドラマだ!
男伊達っていい言葉ですね。
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男伊達:男としての面目が立つように振る舞うこと。強きをくじき、弱きを助け、命を捨てても信義を重んじること。また、そういう人。侠各(きょうかく)。「頼まれて嫌とは言えぬ―」 デジタル大辞泉より
時代劇専門チャンネルにて