録画した「にごりえ」を
堪能、かまけていたら
またもや「清盛」見逃したああ。
さらに
以前放送された
蜷川幸雄演出浅丘ルリ子などが出演した
舞台「にごり江」と
今井正監督の「にごりえ」を交互に
見比べるなどして悦に入っていたため
あっと思ったときには時すでに遅し・・・
地団太踏んでもあとの祭り~~だったのでした。
舞台「にごり江」では
濃厚妖艶ルリ子ちゃんと芝居の濃さでは負けない江守徹ちゃん(ちゃん?)が
ガチバトル。
江守徹は明治のやさぐれた男をやるには
福福しくてちょっと違和感あったけど・・・アクが強い
江守節を撒き散らしていて待ってました!感。
見ごたえはありました。ルリ子ちゃんは
伝法で粋で で、やっぱり原色!!なんだよねえ
映画版の淡島千景は儚げで虚無的でなぞめいていて
一葉が描いた「お力」そのもので
白昼さらされたその哀しい死に顔は
宮口精二の痩せた胸板と共に目に焼きつきました。
糟糠の妻、杉村春子も何度見ても上手いわ~~
すごく嫌味たらしいかと思うと女らしかったり・・
「おおつごもり」の
おおみそかの大店の風情も
たまりません!
それと、どうにもならない階級の差というものを
これでもか!と強調している作品であることをいまさらながら感じた次第。
堪能堪能・・・・・・・
甘露甘露・・・
*以前書いた感想文