小泉今日子の嫁、
夫青洲には三浦友和、
そして姑於継は森光子!という顔ぶれです。
演出なんと久世光彦!
あちこちに「クセ」があるから
(シャレです^_^;)
もしかしてそうかな~~と、途中から思ったんですけど。
そして脚本は岸田理生!
大幅に原作を変えていて
口あんぐり・・の場面もありましたがおおむね楽しめました。
といいますのも、久世テイスト、岸田テイストがふんだんに盛り込まれていて
濃厚、
別の言い方をしますと
過剰(爆)
久世・岸田両名解釈によるセクシャル強調の「華岡青洲の妻」でした。
ファンタジーもちょっぴり入ってます。
三浦友和演じる青洲はメイクも凝っており
たたずまいがまず異常で(笑)、
しかしそこは
三浦友和なので、「久世好みの異常」になりきれない(笑)感じがいたしましたが
「暗~~くて不気味」、ときにエッチ、(爆)な、
「ただならぬ性質性癖を持っている天才医学者青洲」の雰囲気は伝わってきました(爆発)
小泉今日子との関係も異常(笑)で、
多分に倒錯的なかほりがいたしました。
「実験に自分の体を使ってくれ」という嫁の懇願には
十分すぎるほどセクシャルな含みがあり、
久世演出に応えた今まで見たことない色気の小泉今日子が
見られました。
キョンキョンがんばってます。
森光子は
上手い、ひとりで上手すぎる芝居をしていて
パワーが余っている感じ(爆)
脇ですが
青洲の妹で三人のバトルを客観的に見ている重要な役割に抜てきされた
川越美和 (小陸)が熱演しているのが目につきました。
この方は久世光彦のお気に入りだったらしいけど
ぷっつりと活動を停止されたよう。
きらりと光る新人を見つけ出すのが
上手かった久世さん好みな女優さんだなと
思いました。
岸田理生の
現代口語での台詞は
説明的すぎて少しシラケました。ラストも大きく変えています!