博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

水源

2009年09月14日 | 時事
本日の産経ニュースに面白い記事がありました。
この記事です ⇒http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/090914/sty0909140948004-n1.htm

 霞ヶ関の林野庁でこんな噂が囁かれているというのです。
 中国系の企業が三重県などの山林を高値で買収しようとしていると。
 一体何のために?
 日本産木材は円高で既に競争力を失っているというのにです。
 上記の記事では中国の富裕層のために日本の地下水をミネラルウォーターとして輸出するために水源ごとか買い取ろうとしているのではという推測を述べています。根拠は無くただの推測のようです。天下の全国紙ともあろうものが、こんな裏の取れない都市伝説のようなものを堂々と記事にしていいのかどうか、ちょっと疑問です。
 これが産経新聞の推測通りの事実だとするとどうなるのでしょうか。日本産のミネラルウォーターが中国に高値で輸出できることになります。中国の富裕層が日本産の米や野菜、果物や医薬品を購入するための買い物ツアーにやってくるという事実がある以上ありえない話ではないかもしれません。とすれば日本にとって国内産ミネラルウォーターの新しい市場が誕生したことになり実におめでたい話です。何か問題があるのでしょうか?ミネラルウォーターはそれなりに高級品として扱い品質保証も重要でしょうから水源地近くで採水して瓶詰めにして出荷しないと価格は落ちるでしょうから、採水加工工場を日本の水源地からさほど遠くないところに作らざるをえないでしょう。パイプラインで運んでタンカーで運搬などという原油を運ぶようなぞんざいな扱いをしたらそれだけで価値が下がってしまいます。
 
 まさか水源地の山林ごと海を渡って中国に移動させるなんてことができるわけもなし。こんなことを考えていて思い出したのは小松左京さんの短編「日本売ります」でした。謎の人物が日本の土地を買いあさる。全ての私有地を購入しつくしたら、今度は国有地、公有地をあの手この手で払い下げさせる。そして全ての日本の土地がその人物の所有に帰した日に・・・実に面白いブラックユーモアでした。

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