昨日の中国が日本の水源地を購入しようとしているという、裏の取れない都市伝説のような話ですが、これが仮に事実だとして一つ腑に落ちない点があります。日本には確かに「美味しい水」はあります。
こちらを参照して下さい ⇒ http://www2.env.go.jp/water/mizu-site/meisui/
環境省指定の「日本の名水100選」もあるように富山県内だけでも指定名水が黒部や立山、庄川など4つもあります。
問題は種類はたくさんあるけれども、量はさほど多くないということです。量というのは文字通り水の量です。日本の川は「川でなく滝だ」という表現がある位、水源から河口までの距離が短く勾配も急です。そのために日本の国土は雨が多い割には残念なくらい保水能力が乏しいのです。これが行政が躍起になって以前からダムを建設してきた理由です。
ですから美味しい水の供給源としては贅沢品としてのミネラルウォーターならともかく量の供給を日本に頼ることは物理的に不可能です。こういう事情は日本に限りません。淡水の供給が豊富な地域は世界的にも限られています。
中国は急速な工業化と昔からの灌漑農耕で、全国的に水不足に見舞われています(黄河の「断流」などが有名)。しかし不足分の水は中国国内で何とかするしかないでしょう。
こちらを参照して下さい ⇒ http://www2.env.go.jp/water/mizu-site/meisui/
環境省指定の「日本の名水100選」もあるように富山県内だけでも指定名水が黒部や立山、庄川など4つもあります。
問題は種類はたくさんあるけれども、量はさほど多くないということです。量というのは文字通り水の量です。日本の川は「川でなく滝だ」という表現がある位、水源から河口までの距離が短く勾配も急です。そのために日本の国土は雨が多い割には残念なくらい保水能力が乏しいのです。これが行政が躍起になって以前からダムを建設してきた理由です。
ですから美味しい水の供給源としては贅沢品としてのミネラルウォーターならともかく量の供給を日本に頼ることは物理的に不可能です。こういう事情は日本に限りません。淡水の供給が豊富な地域は世界的にも限られています。
中国は急速な工業化と昔からの灌漑農耕で、全国的に水不足に見舞われています(黄河の「断流」などが有名)。しかし不足分の水は中国国内で何とかするしかないでしょう。