博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

宇宙ヨット イカロスの成果

2011年01月27日 | 宇宙開発・天文
 宇宙開発の話題が続きますが、朝日新聞の報道によれば、12月に金星への再接近とフライバイに成功した日本の無人宇宙ヨット「イカロス」が撮影した金星の写真(とイカロス本体の映像)をJAXAが公開したそうです。

ここです ⇒ http://www.asahi.com/science/update/0126/TKY201101260509.html

 史上初の惑星間宇宙ヨット「イカロス」の成功は12月に本ブログでも紹介しました。これは、夢の技術だった宇宙ヨット(帆船)を実用化した全く非の打ち所の無い素晴らしい成果です。一緒に打ち上げられた「あかつき」は金星到着が大幅に遅れることになりましたが、この成果はそれを補って余りある成果だと思います。

 私が小学校3年生の頃(1969年頃)、当時購読していた学研の雑誌「科学」に、スペースコロニーに住む若者達がありあわせの材料で宇宙ヨットを組み立てて火星を目指すというSF連載小説を楽しみに読んでいたことを思い出します。あれから41年たって無人ではあれ本当に宇宙ヨットを金星に送り込んだのですからすごいことです。「イカロス」は上記の記事にありますように現在は太陽を11ヶ月で公転する人工惑星になっています。探査機本体に燃料を搭載しなくても、太陽光だけで推進力と電力を確保できる、しかも速度を蓄積して化学ロケットでは難しいハイスピード(アポロ宇宙船が3日以上かけて飛行した距離の2.6倍の距離をわずか2日で飛行した)を可能にする様々な革新を実現したものでもっと宣伝してしかるべき成果だと思います。

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1 コメント

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Unknown (じゅんじ)
2011-01-28 23:03:18
今日の日記を読んで思ったのは「子供の頃にワクワクした事は、永久に続くんだなぁ」ということです。
太陽帆船イカロスは、元々、私は太陽帆船を高校のときに知って、特にワクワクしなかったので=印象が地味、イカロスを地味な成果と思っていました。

管理人様の体験談から連想したのは、1998年に、会社で社長から初めて「デジタルカメラ」を渡され、使ったときの感激です。
小4(昭和50年代後半)のとき「少年朝日年鑑 科学版」でデジカメについて触れていて、将来はアルバムじゃなくテレビで写真を見る時代が来る、と読んだ記憶が明確にありました。
よって私は「デジタルカメラが実用化されていたとは!!ガキの頃に夢見たばら色の科学文明未来社会に俺は今居る!」と強烈に実感し、感激し、それを社長に熱く語ったら、社長(当時50代)の反応はそっけなかったです。

少年向け科学雑誌の存在は、重要ですね。
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