博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

2025年問題来るー縮小社会の可能性

2025年01月16日 | 時事
(昨日の続きです)
 わが政府は、人口減少・高齢化に対して、移民(という言葉は極力使わないのですが)とインバウンドの拡大で対処しようとしています。これは対策の一つとしてはブログ主は「あり」だと思っています。移民と外国人が増えることで「日本と日本人らしさ」が薄れていくことにはブログ主も一抹の寂しさはありますし、欧米諸国で既に生起しているような文化的・社会的摩擦が拡大する不安はあります。しかし背に腹は代えられません。元々、日本人は旧石器時代以降に、朝鮮半島を経由し中国大陸から渡来した人々、北東アジアから北海道に渡来した人々、中国南部や東南アジアから台湾、南西諸島を経由して渡来した人々、黒潮に乗ってミクロネシアの島々から渡来した人々が混交して形成された人々でしたから、それが再び21世紀末に向けて繰り返されるということなのでしょう。ただし、わが政府の対策が必ず成功するという保証もないのです。なぜなら移民にしてもインバウンドにしても、相手のあることだからです。2024年現在の日本がインバウンドや移民先として大人気だとしても、20年後、30年後にその人気が持続するという保証はないのです。人気というものは水物ですから・・・日本という国に魅力がなくなれば移民もインバウンドも来てはくれなくなるでしょう。わが政府が土下座してお願いしても、誰も日本に来てくれなくなる事態も想定しておいた方が良いとブログ主は思います。
 もう一つの選択肢として考えられる方策が「縮小社会」を受け入れるという選択肢です。人口減少・高齢化に社会システムを適応させようという考え方です。このような方策について日本学術会議(上の写真です 注)や日本財団などの学術団体・研究機関が、以前から検討を重ね提言をしています。この観点についてブログ主が考えていることもあるのですが、長くなりますので、また別の機会に紹介させていただければ幸いです。
(注)https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-24-t296-1.pdf

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