我が国は憲法第九条によって交戦権や軍隊の保有を自ら禁じています。ですから自衛隊も専守防衛が基本で軍隊ではないことになっています(外国からは軍隊とみなされていますが)。国家の安全保障は一昨日に50周年を迎えた日米安保条約によってアメリカに委託したような形をとってきました。それが戦後日本の平和と繁栄とそして国民意識の様々な歪みの原因ともなったと言えるでしょう。それをどう評価するかは様々な立場があるでしょう。私自身は戦後の日本はそういう立場しか取れなかったと思います。
しかし、そろそろ日本自身が世界に平和と安全保障に関する意思表明をしてもいいと私は思います。私の考える日本の意思表明とは憲法第九条の「輸出」です。日本の憲法第九条を他国の憲法に取り入れるよう働きかけるのです。これは絵に書いたような内政干渉ですし、馬鹿のたわ言だと思っていただいて結構です。
でも段階を踏めば結構いろいろなことができるのではないかと思います。先ず第二次大戦までに日本の侵略を受けた国にはこれは言えません。最初にすべきは、日本同様に交戦権の否認や軍隊の不保持を宣言し、実行に移している国々との連携です。実は世界には結構そういう国々があるのです。大半は国の規模が小さすぎて軍隊を持ちたくても持てない国々です。アンドラとかサンマリノなど欧州の小国は伝統的に国防を隣国のフランスやスイスなどに委託しています。以前このブログで言及したアイスランドも独自の軍隊は持っていません。その代わりNATOに加盟し(つまり集団的安保の採用)、有事には米軍の来援を受けることになっています(そのほか相当強力な沿岸警備隊を保有している)。モルジブとかミクロネシア連邦などの太平洋やインド洋の小さな島嶼国もそうですね。しかし人口数百万人規模で軍隊を廃止している国が実は3つあります。どこだかご存知ですか?(続く)
しかし、そろそろ日本自身が世界に平和と安全保障に関する意思表明をしてもいいと私は思います。私の考える日本の意思表明とは憲法第九条の「輸出」です。日本の憲法第九条を他国の憲法に取り入れるよう働きかけるのです。これは絵に書いたような内政干渉ですし、馬鹿のたわ言だと思っていただいて結構です。
でも段階を踏めば結構いろいろなことができるのではないかと思います。先ず第二次大戦までに日本の侵略を受けた国にはこれは言えません。最初にすべきは、日本同様に交戦権の否認や軍隊の不保持を宣言し、実行に移している国々との連携です。実は世界には結構そういう国々があるのです。大半は国の規模が小さすぎて軍隊を持ちたくても持てない国々です。アンドラとかサンマリノなど欧州の小国は伝統的に国防を隣国のフランスやスイスなどに委託しています。以前このブログで言及したアイスランドも独自の軍隊は持っていません。その代わりNATOに加盟し(つまり集団的安保の採用)、有事には米軍の来援を受けることになっています(そのほか相当強力な沿岸警備隊を保有している)。モルジブとかミクロネシア連邦などの太平洋やインド洋の小さな島嶼国もそうですね。しかし人口数百万人規模で軍隊を廃止している国が実は3つあります。どこだかご存知ですか?(続く)