博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

ベーリング海峡ダム

2008年04月27日 | 時事
 北東航路が氷に阻まれて使えないことに業を煮やした旧ソ連政府は、ベーリング海峡を巨大なダムで塞き止めて、大西洋からの暖流を取り込みシベリア北岸を温暖化させようという計画を立てました。実行した場合の気象・生態系への影響が計り知れないということで実行には移されませんでした。そのかわり誰よりも熱心に砕氷船の開発に取り組みます。世界最初の原子力砕氷船レーニン号を建造したりしています。
 しかし21世紀の今やベーリング海峡ダムのような仕掛けが必要ないほどに温暖化が進んできているわけです。
 思うに地球温暖化を誰よりも喜んでいるのはロシア人かもしれません。シベリアの温暖化という長年の夢が実現するかもしれないからです(失礼!冗談です。ロシア政府は京都議定書を批准しています、ロシアの批准をもって2005年に議定書は正式発効したわけです)。もっとも温暖化したからといっていいことがあるとは限らない。その代償に中央アジア地区の乾燥化が進んでしまうかもしれないからです。
なかなか難しいものです。

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