![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/f1/a8ba3d7e38e3fee73f7eae89624ca80d.jpg)
アメリカ航空宇宙局(NASA)の発表によりますと、木星のガリレオ衛星の一つであるイオでの火山噴火の赤外線映像をリアルタイムで捉えたとのことです。上の写真(注)がそれで、イオの南極周辺で極めて強烈な火山噴火の映像です。この写真を撮影したのは2016年7月から木星の衛星軌道から木星系の観測を行っている無人探査機ジュノーです。イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストのガリレオ衛星はどれも木星の強大な重力による潮汐作用で高温の地熱を発生させています。エウロパ、ガニメデ、カリストの表面を氷で覆われた衛星群では、氷の下に液体の海(内部海)を作り出しています。そこには生命の存在が期待されています。昨年夏には本ブログで何度もこの話題を取り上げさせていただきました。しかしイオでは表面の至るところで火山が噴火していて、他のガリレオ衛星とは全く様子が異なります。なぜこのような違いが生じているのか興味をそそられます。
(注)上の写真はNASAホームページから引用させていただきました。
https://www.jpl.nasa.gov/news/nasa-juno-mission-spots-most-powerful-volcanic-activity-on-io-to-date/