地味な地名

霞がたなびいてうららかな天気です。梅雨はまだかな。
　ところで、ここ能美市という地名は地味な地名ですが、他にはなさそうな独創的な感じがして好きです。でも観光地としては全く期待できなそうな。まあ温泉も沢山ありますし、景色もいいし、自然も豊富で食べ物もお酒も美味しいのですが、遠方からわざわざ行こうと思わせる上で決め手になる要素はないですね。
　そういう地味な土地は全国に沢山ありますが、実はそういう地名に私は「萌え」ます。昔、ビッグコミックスピリッツで連載されていた吉田戦車さんの「伝染るんです」という漫画で、バイクのツーリングに出かけようとするグループの中で、一人だけへそ曲がりがいて、「有名な観光地になんか行きたくない」「地味でどんな所か見当も付かない場所がいいんだ」「例えば熊谷とか水海道とか(うっとり)」というせりふがあり、大笑いしました。私は「下館」という地名に昔から「萌え」ていました。まだ行ったことはありません。観光地でもなく、都心の通勤圏というには少し外れるくらい遠くて、かといって静岡のような独自の経済圏を作っているわけでもなさそうな土地ですね。首都圏で言うとJRや私鉄の幹線から伸びた支線沿線の都市ですね。群馬、茨城、栃木、千葉にはそんな土地があります。（神奈川と埼玉はほぼ全域が通勤圏なので無い）この話はまた後で。