ホメオスタシス恒常性維持
ヒトの体はまわりの環境や、内部の変化に対してこの仕組みを常に生命維持に必要な生理的な機能を正常に保とうとする 機構を備えています。この仕組みを「ホメオスターシス(恒常性維持)」と呼びます。体温、循環・血圧、血 糖値、呼吸や免疫、エネルギー代謝などの生理的機能の調整が、休むことなく生体内では行われています。たとえば体温が上昇したときは、それを生体(体温中枢)が感知して、神経系を介して血管や筋肉、内分 泌器官等に刺激をおくり、体温を平熱に保とうとします。
体温調節
体温の維持 ⑴
具体的な例を体温で説明します。
ヒトの体温は概ね36度から37度で調節されており、朝起きたときは、体温は低めで食事後や昼間など体を 動かしたときは上昇しますが、概ね 1 ℃以内の変動です。(脳や体の中心部の体温は概ね37度前後です。)体 内で起こっている代謝(化学反応)は酵素を介して行われていますが、その最適温度幅が狭く、そのため体 温を37℃前後に保つ必要があるからです。恒温動物は同じ様な仕組みを体内に持っています。
体温の維持 ⑵
体温調整メカニズムの概要です。
上昇した体温を下げるために、ヒトは汗をかき気化熱で体温を下げようとします。また自律神経を介して 末梢の血管を拡張して皮膚からの熱の放散を増加させます。 また環境温度が低下したときは、末梢血管を収縮させ皮膚からの熱の発散を防ぎ内部に貯めるようになり、 筋肉を刺激して代謝を亢進して体内のエネルギー(熱)を作り出し体温を高めようと働きます。 このように体温調節において、様々な生理的機能がバランスよく動員され恒常性維持を行っています。
体温について
ヒトの体は食べ物を代謝して運動などに必要なエネルギーを産生していますが、そのエネルギーの75%を 体温維持に使っています。運動をすると筋肉でエネルギーの産生が高まり、体温上昇を起こします。また食事後その消化吸収時に発熱を伴い、一過性体温が上昇します。
参照:生理 厚生労働省
体育大会中に、雨と寒さで低体温症
体調を崩した生徒たちが次々と担架で搬送された。2018年9月8日午後1時51分 参照:朝日新聞
体育大会(福岡市内 県立高校)
2018年9月8日 8時40分に開始
温度: 9時 22.5℃
12時 21.9℃
雨量: 9時40分~12時 5㎜ 詳細
服装:半袖半ズボン
想定内のことで搬送された。
気象台は最低気温は20度まで下がる見通しなので「体調管理を徹底してほしい」と注意を呼び掛けていた。
正午過ぎに生徒らが「寒い」「歩けない」などと訴え始め、保健室など室内に相次いで運ばれたという。
雨で濡れなければ衣服内は空気層もありやや快適な温度を維持されている。雨に濡れ熱伝導で体熱を奪われ体調を悪くし震えや呼吸の乱れなど低体温症につながったとみられます。
低体温症とは?
深部体温が35℃以下の状態
32~35℃を軽症、
28~32℃を中等症、意識が朦朧とする。
20~28℃を重症、20℃を下回ると死ぬこともある。
また、深部体温とは、体の表面や指などの体温とは異なり、体幹部で生命を維持している脳や臓器などの温度を指します。
体育大会も雨天中止か雨などで服がぬれた場合着替えていれば事故は起きませんでしたね。
気になる褐色脂肪細胞の寒冷刺激の温度って?
皆さんも興味を持っていると思います。
私も褐色脂肪細胞を寒冷刺激すると脂肪を熱に代謝することは確立されており、じゃー何度 ℃ から?と、気になり調べました。
・マウスの実験では4℃で活性化する
・ヒトでの実験は17℃で代謝が認められた
・寒中水泳は?
・マックスは???
ウェブ上で調べても見つかりません。
でも、雨の日21.9℃の中で体育大会を決行して事故はおきした。急激な温度変化で体温調節機能ができなかったことを意味します。
体育大会低体温症の教訓からも21.9℃は寒冷刺激の温度は参考になりますね。
体温調節で使うエネルギーは基礎代謝のエネルギーを使いますが調べても摂取した食べ物の摂取カロリーと運動量METsの消費カロリー計算のエビデンスだけです。
NHKの番組でも褐色脂肪細胞を紹介
NHKBS美と若さの新常識「体質改善ダイエット」
番組はアイスベルトで首の周りにある褐色脂肪細胞を寒冷刺激をしました。首の周りは普段露出しているので寒さにも馴れておりアイスベルトでした。
「背中クールタイ」は衣服内です。寒さも敏感、脊髄の周りを寒冷刺激します。
当然、メタポリックアナライザーで「背中クールタイ」を着け酸素消費量が増えるのを確認しました。
「背中クールタイ」は衣服内の温度を下げて寒冷刺激
衣服内温度 参照:東洋紡
衣服内は着衣量と空気層もあり快適な温度は32℃±1℃です。
「背中クールタイ」を着ける熱を放出
熱を煙突効果で放出する気流と体が動かした気流が発生します。すると体感温度が下がります。
熱を放出すると放射冷却現象も起きます。
寒冷刺激しないのと比較実験
「背中クールタイ」と褐色脂肪細胞が重なり前後の痩身差で比較してみました。
安静時デスクワークしながら2時間で痩身差を確認、2時間で20gです。
えっ?
信じられないので1週間が1ヶ月に、興味がわき約1年間続けました。痩身差は25℃位迄表れますので褐色脂肪細胞を寒冷刺激する温度になります。
20gは1年間で×365日=7300gです。着けるだけで7.3kg(被験者体重の1割)
脂肪を減らす運動の計算から消費カロリー計算
サイトに1ヶ月20g×30で600gで、0.6kgを記入して計算をクリックすると
「背中クールタイ」を1ヶ月着けるだけでMETs3の運動(運動強度)40分と同じ効果です。
4時間着けると比例します。
運動に「背中クールタイ」を30分着けるとMETs3の運動80分と同じ効果です。
このように褐色脂肪細胞を寒冷刺激するとすみやかに熱を産んでいることが体重差に表れます。
脂肪を減らす計算
参照:keisan サイト
寒冷刺激して免疫力は低下しないの?
お風呂上りに体が冷えると急速に免疫力が低下します。雨に濡れた体育大会の生徒も然り体温が1℃下がると免疫力は3割低下し1℃上がると5~6倍高まると言われています。
画像をご覧のように氷点下の中で水遊びして中にはオリンピック選手が出ているそうです。褐色脂肪細胞を寒冷刺激して中性脂肪を熱に代謝することで褐色脂肪細胞が活性化して増えるそうです。熱・産生を担うのはミトコンドリアで強さを引き出しているんですね。
日本でも寒稽古や寒行が行われてきたのは先人たちの生活の知恵ですね。
「背中クールタイ」は熱を放出しても体の仕組の範囲内ですので心配はありません。逆に私たちのエネルギーを作るミトコンドリアが増えて免疫力を高めてくれます。
こんな思いもあり厚労省主催の健康寿命を伸ばそう!アワードにもエントリーしました。
皆さんもったいない!
皆さんの褐色脂肪細胞を活かすのはあなたです。
寝かせておくのは罪❣(愛する人)
なぜって?
サプリメント飲み続けて効果ありますか?
「背中クールタイ」は着けると体の仕組で効果がでます。
まとめ
如何でしたか。衣服内の熱を放出して恒常性の体熱維持の仕組みを利用すると褐色脂肪細胞を寒冷刺激して中性脂肪を減らせます。「背中クールタイ」を着けると脂肪を燃やせる環境になるのです。
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