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血合いが多いカツオの仕組みで分かることは?

2016-06-11 | ブログ

 

この奇妙な形の魚の骨を正面と横から見た写真ですが、何の骨でしょうか?

 

 

この骨の下についている骨(?)の空洞の中にも血合いが詰まっていました。

ヒントは今が旬です。

目に青葉山ホトトギス・・・・・

 

もうお分かりですね。

鰓蓋を動かさないで泳ぎ続けるカツオです。

骨の構造にカンゲキです。

同類の、鯵、鯖と同じですが違いますね。

 

カツオの栄養と効能効果についてはみなさんご存知ですよね。

 

私もたたきやお刺身などでさっぱり食べられるので目に入れば

ついつい手が出てしまいます。

体が要求しているかのように。

今回の写真もカツオのアラが目に入ってしまい購入したものです。

 

実は血合いに興味があり探していたのですが。

箸でつつき食べ終わって骨の形を見てビックリです。

栄養素の多い宝庫とも言われ、皆様にプレゼントしてくれています。

めったに見られない骨の構造を見てしまいました。

なるほどエネルギーになる血液をストレートに送るバイパスかなって?

勝手に。(さかなクンに聞きたいです。)

 

栄養の多いカツオに血合いが多いのは?

 

血合いというのは、ヘモグロビン(血液色素タンパク質)と

ミオグロビン(筋肉色素タンパク質)という色素タンパク質が

多く含まれている筋肉の部分になります。

この血合いの部分ですが、カツオなどの赤身の回遊魚に

比較的多く、身全体の20%以上存在しています。

逆に白身の魚だとほんの数%しか含まれていません。

基本的に皮の周りや尾に近い部分は血合いの比率が高くなります。

これはカツオなどの魚は長時間泳ぎ続ける為に尾を動かし続けているので、

細胞へ酸素を運び長時間の運動が出来るようにする働きを持つ

ヘモグロビンやミオグロビンといった色素タンパク質が多く必要になる為です。

他にもたくさんのビタミンB類を始めミネラルなどたくさんあります。

そして生命維持の血液による熱交換もされているのです。

 

写真のカツオの骨の空洞は何の目的なのか?

下の写真は背中クールタイの上から見た写真で、

衣服の中と外を結びバイパスの役目をして空気を出し入れします。

 

ちなみに人間の筋肉もヘモグロビンとミオグロビンの量によって、

速筋(白筋とも呼びます)と遅筋(赤筋とも呼びます)に分かれています。

速筋は瞬発系の筋肉で、短時間で強い力を出すことが出来ます。

遅筋は持久系の筋肉で酸素を取り込んで長時間動かし続けることが出来ます。

 

背中クールタイのバイパスが環境(特に寒い環境に感じさせ)により

遅筋(褐色脂肪細胞に多く含まれているミトコンドリア)に酸素を取り込み

脂肪を燃焼しるのを促し体の為に効果を出すのですからミステリアスを感じます。

 

次回からは

買われたお客様に使い方を具体的に書いていきますので宜しくお願いします。

遅くなりましたが、ありがとうございました。

 

 


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