今年はとても早い一年でした。
個展に始まり個展で終わった。
そんな感じ。
ステンドグラスをはじめて来年の3月でまる4年。
もうすぐ5年目に入ります。
ステンドグラスを始めてすぐ
私はこれが自分の全てになる気がした。
初めにに私がしたことは
私の「椅子」を探すこと。
それはチャーチチェァ。
教会で使う十字の彫ったもの。
実際に使われていて誰かがその椅子に
ささやかな願いを祈ったであろう椅子に私は座りたかった。
どんな年代のものでも
キズだらけでも
そんなのどうでもよくって。
札幌中のアンティークショップを歩いてまわり
ギブソンガールさんに探してもらって東京から取り寄せてくれた。
ギブソンさんとのお付き合いはその時から。
毎日をきちんと
毎日をふつうに過ごす事の大変さ。
カーブや変化球を投げられても
私は上手く受け止められない。
生きていくのは苦しいことがたくさん。
それでも そのチャーチチェアに
そこに座って私はステンドグラスをつくりたかった。
そして祈るような気持ちで
一枚のガラスを向き合う。
ひとつのランプと向き合う。
1000年前のガラス職人の仕事をイメージする。
今でもガラスをつくってくれる人がいる。
伝えてくれた人たちがいる。
そのことに私は深い感謝の気持ちで胸が一杯になる。
すべては私の救いであったと思う。
私は「もの」をつくる人たちが大好きで。
それはステンドグラスに限らず
木、金属、布、料理、音楽、詩、お芝居、小説 あらゆるものを
つくっている人たち
表現している人たちに
深い尊敬を感じる。
そしてその人達が大好き。
男も女も関係ない。
それがたとえ未熟であろうとも。
ずいぶんと遅くに始めたステンドグラス
この4年間 いいものも 悪いものも
わけも分からず全部手にして口に入れてきた。
いろんなものを探して探して。
それでも
この4年で確信したことは
探せば見つかる。
助けてくれる人が必ずいる。
耳を傾けてくれる人が必ずいる。
本当にどんなに沢山の人たちに自分が支えられてきたか。
今まで私のランプを買ってくれた方々
見てくださった方々
DMを拾ってくれた方々
暖かなメールや 励ましのお手紙をくださった方々
HPやブログで紹介して下さった方々
TVやラジオで取り上げてくださったスタッフの皆様
本当にありがとうございました。
5年目になる来年は
こんな私でも少しは学習いたしました。
今度は何でも手にせず、口にせず
ひとつひとつのガラスと向き合って
本当に私に似合ったもので
私のステンドグラスを
ひとつのランプやパネルを
大切につくっていきたいと思います。
2008年がもう目の前。
心から皆様に
やさしさと
めぐみと
安心して休める場所がありますようにと
お祈りいたします。
many many thanks!